日産「新型マイクラ」世界初公開! 「マーチ」の系譜を持つ「5ドアコンパクト」は全長4m切り軽量ボディ×「斬新ヘッドライト」採用! 25年に欧州発売する新モデル どんな車?

「新型マイクラ」どんなクルマ?  2025年5月21日、日産はヨーロッパで新型「マイクラ」を発表しました。マイクラは輸出専用ネームで、日本では過去に「マーチ」の名で親しまれたコンパクトモデルです。  日本でのマーチ復活を望む声もあるかと思いますが、今回発表された新型マイクラについて詳しく見てみましょう。 日産新型「マイクラ」 【画像】超カッコイイ! これが日産「新型マイクラ」です! 画像で見る(30枚以上)  日本市場では2022年までマーチの名で販売されていたマイクラですが、4代目を最後にその系譜は途切れています。  ヨーロッパ市場では2017年から5代目へモデルチェンジしており、こちらも2023年の夏で生産終了。マイクラとしての系譜も一旦途切れ、現在に至ります。  そんなマイクラですがヨーロッパ市場では、2025年後半から新型モデルの発売開始を目指しており、今回の発表となりました。  マイクラの歴史を考えると、今回のフルモデルチェンジで最大の特徴はBEV(バッテリーEV)モデルとなることです。  バッテリーは容量40kWhと52kWhの2つが用意されており、40kWhは航続距離308km、52kWhは航続距離408kmとなっています。  このバッテリーは同クラスのセグメント内で最速の急速充電性能を備えており、100kW出力の急速充電器を使えば15%から80%まで30分で充電することが可能です。  走行性能面ではBEVらしいスムーズなドライビングフィールにもこだわっており、軽量化と低重心化を追求しています。  プラットフォームはルノーグループのEV用プラットフォーム「AmpR」で、ルノー「5 E-TECHエレクトリック」などと共通です。  フロントサスペンションはストラットで、パッシブダンパーを採用。リアはマルチリンクを採用し、優れたハンドリング性能と乗り心地を実現しているそうです。  詳細な諸元はまだ公表されていませんが、ボディサイズに関しても言及があり、全長は4m未満、幅は1.8m未満、ホイールベースは2.54mとされています。  ラゲッジスペースはコンパクトな全長でありながら、同クラスのライバルたちよりも広いとされる326リットルの荷室容量を確保しています。  しかし、最も特徴的なのは何といってもそのデザインでしょう。  デザインは日産デザインヨーロッパが担当し、プレミアムかつシンプルで洗練されたデザインとなっています。  円形デザインのデイライトがアイコニックなシームレスなデザインは、まさに先進的なイメージを持つBEVらしいデザインとなっています。  またドアロック解除時にはヘッドランプが左右に脈動する「ウエルカムウインク」が実施されるのも、このライトの特徴的な部分です。  外観を見てみるとタイヤが四隅に寄ったショートオーバーバングな出で立ちとなっており、安定感が高そうで、走りへの期待を予感させる第一印象となっています。  デザインには更にこだわりがあり、14種類のボディカラーが用意され、ツートンカラーでは黒またはグレーのルーフカラーが用意される予定とのこと。  デザインで買うのもアリと思わせてくれる1台です。なお、全グレード18インチで「アクティブ」「アイコニック」「スポーツ」3種類のデザインが用意されています。  インテリアはシンプルながら優雅なイメージを大切にしており、フロントシート収納部に富士山のモチーフを採用するなど、さりげなく日本らしさを表現。  ステアリング奥には10.1インチのディスプレイが設置されており、ドライバーに必要な情報を提供し、インパネ中央の同サイズモニターではナビやオーディオ、電話などの操作がスムーズに行えるようになっています。  BEVとしての性能の高さはもちろんですが、デザインにもかなりのこだわりを感じる新型マイクラ。  現在のところ日本導入に関するアナウンスはありませんが、ここまでデザインにこだわっていることを考えると、日本でも実車が見てみたい1台です。

もっと
Recommendations

【チンクエチェント博物館の新イベント】海沿いで太陽の光を浴びて欧州車たちが映える!『チッタ・ミラマーレ』初開催

チッタ(街)とミラ(眺める)とマーレ(海)を組み合わせた造語プラ…

186万円! スズキ「新ワゴンR」発表! 全長3.4m級の「スライドドアワゴン」斬新“ニッコリ顔”&2トーンがイイ「スマイル」“クリームコーデ”どんなモデル?

ニッコリ顔とすることで、個性的かつより親しみやすい表情へと刷新

“迷惑ドリフト”対策が「完成直後に破壊」! 怒りの「告訴します」に反響殺到!「故意的に壊してる…」「深夜の騒音がひどすぎ」「一生免許を取らせるな!」の声も! 神奈川県で

“迷惑ドリフト”対策が「完成直後に破壊」! 怒りの声が殺到!神奈…

204万円から! トヨタ新「コンパクトSUV」に注目! “高級感&渋さ”アップの「レトロ仕様」な豪華内装あり! 懐かしい“昭和感”サイコーな「ヤリス クロス」の純正コーディネートとは?

最新のコネクテッド機能の搭載や燃費性能と快適性の向上などが特徴

1リッターで28km走る!? スバル新「“最小”SUV」まもなく登場! 100万円台&30年ぶり復活だった「レックス」の新たな高性能モデルとは

1リッターで28km走る!?高性能モデル登場へスバルのコンパクトク…

軽だけじゃない!? スズキの「小さな小さな四輪車」がスゴい! 人々の生活支えて40年、32万台を販売!? 「セニアカー」って知ってる?

スズキが「セニアカー」発売 40 周年 歴史を刻み続けた高齢者の"足"が…

新車230万円! ホンダの「小さな高級車」がスゴすぎる!? 超豪華な「本革インテリア」採用の“贅沢な体験”が手に入る最新「フィットLUXE」とは

車両本体価格は230万円から284万6000円と、極めて上質な仕様だという

【応募は6/17まで】自然保護および人道支援活動を支援する『ディフェンダー・アワード』開催

『ディフェンダー・アワード』とは?英国発祥のアドベンチャー・ブラ…

満タン後の「継ぎ足し給油」は“絶対アウト”なぜ!? 他にも危険な「NG」な行為が多数…“セルフスタンド”の思わぬ注意点とは?

「絶対NG」な行為とはガソリンスタンド(以下、GS)で燃料を給油す…

新車99万円の4人乗り コスパに優れたトヨタ「ピクシスエポック」

100万円を切るレンジから用意されているなど、コスパの良さも大きな特徴

loading...