９月の陸上・世界選手権東京大会の開幕まで１００日となった５日、大会の運営財団が都内で記念イベントを開き、大会のメダルデザインを公表した。 陸上トラックのレーンをモチーフにしたストライプを用い、東京の都市コードである「ＴＹＯ」を描いた。 デザインは若手アスリートや専門家からなる委員会で選定された。表面のテーマは「枠を超える」。扇形の大会ロゴから、しま模様の線が伸びて交差する構図とした。裏面には選手名が刻印され、メダリストの顔が映るように磨き加工も施される。アスリートの努力をたたえる意味を込めたという。 ２０１１年大邱（テグ）大会（韓国）の男子ハンマー投げで金メダルを獲得した室伏広治・スポーツ庁長官は、「選手や関係者の思いがクロスして、素晴らしい大会になるイメージがわいてきた」。大会のスペシャルアンバサダーを務める俳優の織田裕二さんは「メダルは選手がもらうものだけど、（自分が）ほしい」と笑顔を見せた。 朝焼けを思わせる色合いの日本代表ユニホームも披露された。男子マラソン代表の吉田祐也（ＧＭＯインターネットグループ）は、「遠めから見ても目立つ明るい色で、モチベーション（士気）も上がる。日本代表になった自覚も出た。上位で争い、国立競技場に笑顔で戻ってきたい」と意気込んだ。
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