「安田記念・Ｇ１」（８日、東京） 紅一点の参戦となるブレイディヴェーグは６日、美浦坂路を４Ｆ６３秒２−１４秒７で登坂。小気味いいフットワークで駆け上がる姿を確認した宮田師は「体もちょうどいい感じで、歩様も良くて、追い切り後も順調です」と出来に胸を張る。 勝負の明暗を分ける大事な枠順は大外８枠１８番に決定した。トレーナーは「極端だなぁ〜」と笑った後に「今回は控える競馬をしようと思っていたので。内より外の方が良かったと思っていました。ここまで外ならスムーズな競馬ができるかですね」とマイナスには受け取っていない様子だ。 １８年アエロリットの２着を皮切りに、目下７年連続で連対確保と牝馬が強いレース。この流れから当然、ブレイディヴェーグにも注目が集まる。「そうなんですよね。（データは）聞いていますよ」とニッコリ笑いながら、「瞬発力を生かせる競馬をしたいですね。先週のＣコースは前が残っていたので、当日の馬場状態を見極めて、ジョッキーと作戦を考えます」と指揮官。手綱を任される戸崎圭は２年前、大外枠からソングラインをＶへと導いた名手。今年も牝馬の快進撃が続いてもおかしくはない。
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