都議会の第２回定例会は６日、閉会した。 １週間後に告示が迫った都議選（２２日投開票）に出馬を予定する都議たちは、都議会で再会するため必勝を誓い合い、地元へと向かった。 「全員勝って戻ってくるぞ！」「おー！」 閉会直後、公明党控室では東村邦浩幹事長のかけ声で都議らが拳を突き上げ、気勢を上げた。公明は擁立する２２人のうち６人が新人に交代し、「９回連続全員当選」の目標達成への危機感は強い。大学生までが都内のバスに低額で乗れる「学生パス」導入などの政策を訴えて支持拡大を図る。 立憲民主党は開会前の正午頃、皆でカツカレーを食べた。容器の蓋には大きく「勝」の字が。都議たちは決戦への気持ちを高め、竹井庸子幹事長は「物価高対策で都民の支持を得て、仲間を増やして帰ってくる」と気を引き締めていた。 都民ファーストの会の都議たちは、閉会後に控室を訪れた特別顧問の小池知事に勝利を誓った。村松一希幹事長は「知事と取り組んできた実績をアピールしていく」と語った。 自民党の小松大祐幹事長は「都民、中小企業の支援策の充実強化に全力で取り組む」とコメント。共産党の和泉尚美幹事長は本会議の討論で、「共産党が伸びてこそ都政が前進する。必ず躍進する」と訴えた。 無所属で挑む都議も臨戦態勢だ。４選を期す上田令子都議は「政党所属の議員に負けない活動をしてきたと訴えていく」と強調。自民会派の政治資金パーティー収入不記載問題で非公認となった三宅正彦都議は「状況は厳しいが、勝ち抜くだけだ」と話した。
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