立憲民主党と日本維新の会は６日、夏の参院選で改選定数１の「１人区」を巡り、岐阜、和歌山両選挙区で、両党の候補者を一本化することで合意した。 岐阜は立民、和歌山は維新の公認候補がそれぞれ出馬する。両選挙区では、候補の擁立を取りやめる党は、一本化した候補者を支援しない方針も確認した。 維新は昨年１２月以降、「１人区」で野党候補を一本化するための「予備選」の実施を各党に提案していたが、立民との２選挙区での調整にとどまった。インターネットと電話による世論調査の結果、優位な候補に一本化した。 維新の吉村代表（大阪府知事）は６日、記者団に「野党間予備選を初めてやる意味では一歩前進だ」と強調した。立民の大串博志代表代行は「自民党の議席を減らし、野党の議席を最大化するため、総合的に判断した」と述べた。立民、維新はそれぞれ公認候補として発表していた和歌山の村上賀厚氏、岐阜の山田良司氏の擁立を取りやめる。
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