熊本を含む九州北部地方は昨日（6月8日）に梅雨入りしました。これから平年であれば7月19日ごろの梅雨明けまで気の抜けない日々が続きます。 【写真を見る】大災害を教訓に初の試み ラジオもテレビも全局そろって 命を守る呼びかけ　熊本 そんな中で、熊本県内のラジオ・テレビ各局が合同で、災害への備えや早期避難を呼びかける取り組みを始めています。 【命を守るために 逃げるスイッチ、ON】 この取り組みは、熊本県内の死者・行方不明者が69人にのぼった2020年7月豪雨の被害を教訓にしたものです。 2020年7月豪雨とは―― 5年前の7月4日未明に熊本県南部に線状降水帯が発生し、各地で過去最多の24時間雨量を記録した。球磨川が氾濫するなどして住民を襲い、死者・行方不明者69人の大惨事となった。家屋は約1500棟が全壊し、約3100棟が半壊した。 教訓を無駄にしないため、災害が迫る中では行政だけを頼ることなく、自ら、または地域で協力して避難行動を起こそうという呼びかけで、「起きたこと」を伝える前に「起き得ること」に警鐘を鳴らそうというものです。 熊本のラジオ・テレビが全局そろっての行動は初めてのことで、熊本県民に馴染みのあるアナウンサーや気象予報士などがそれぞれに複数パターンの呼びかけをしています。 【命をまもる 熊本のラジオから】 ＜RKK熊本放送から ラジオでの呼びかけ＞ 「命をまもる　熊本のラジオから RKKの気象予報士、森明子です。熊本の大雨は深夜から早朝に多い傾向が。避難は明るいうちに大雨の情報はいちはやく伝えます。ラジオの声があなたを守る」 ＜出演者＞ 【テレビ】左から順に NHK熊本放送局　石井隆広 アナウンサー TKUテレビ熊本　中原理菜 アナウンサー RKK熊本放送　青谷倫太郎 アンカー KKTくまもと県民テレビ　緒方太郎 キャスター KAB熊本朝日放送　田中杜旺 アナウンサー 【ラジオ】左から順に エフエム熊本　篠塚祥 さん NHK熊本放送局　吉岡篤史 アナウンサー 熊本シティエフエム　水野直樹 パーソナリティ RKK熊本放送　森明子 気象予報士