今、一番人気のある女子アナは誰なのか? 今回、このテーマに正面から挑むべく、FRIDAYは大アンケートを実施した。対象はズバリ、20歳以上の本誌読者男女1000人。民放キー局の女子アナ全員のなかから好きなアナ上位3名を挙げてもらった。 1位票を5ポイント、2位票を3ポイント、3位票を1ポイントとして集計。獲得ポイント上位100人のランキングを作成した。ガチで読者に人気がある女子アナは誰だったのか。さっそく見ていこう。 2位に600ポイントの差をつける圧倒的な強さで1位に輝いたのは、日本テレビの水卜麻美アナ(38)だった。 「いつ見ても笑顔で、裏表がなく好感がもてる。朝の時間にテレビに出ている姿を見ると、自然と元気になれます」(40代主婦) 「見た目が可愛らしく、飾らない姿勢が素敵です。芸人さんとの絡みもおもしろいし、見ていて飽きないのが魅力的」(50代男性会社員) 「いい意味で女子アナらしくない。ご飯を美味しそうに食べる姿など、私たちと同じような感覚を持っていそうで応援したくなる」(30代女性会社員) などと激賞され、老若男女から支持されているのが女王の強みだ。 その絶対女王に続いたのは、フジテレビの井上清華アナ(30)だ。 「落ち着いた雰囲気と品のある話し方がとても好印象です。報道番組でもバラエティでも、状況に応じた振る舞いができる柔軟さがあり、いつも安心して見ていられる存在だと感じています」(30代男性会社員) 50代の男性会社員は、井上評をこう述べた。 「清潔感のあるビジュアルや、控えめながらもしっかりと芯が通った印象も魅力的。人気アナなのに謙虚なのも好きな理由です」 3位以降も、テレビ朝日の大下容子アナ(55・3位)やTBSの田村真子アナ(29・4位)、テレビ東京の田中瞳アナ(28・7位)ら、各局の顔クラスがズラリと並ぶ。 「大下アナは昔から馴染みがあるベテランアナウンサーで、『大下容子ワイド!スクランブル』での安定感は若手や中堅のアナウンサーには出せない」(50代男性会社員) 「大下アナが画面に映っていると安心感を覚える。タレント化する女子アナも多いなかで、かつての女性アナウンサー像を体現し続けている姿がとてもかっこいい」(60代女性無職) 「田村アナは話し方がテキパキとしていて好感を持てる。お嬢様なのに嫌味を感じさせないし、『ラヴィット!』で猛獣みたいな芸人たちと渡り合っている技術もすごい。もっと色んな番組で見たい」(50代主婦) 「田中アナは『モヤモヤさまぁ〜ず2』ではさまぁ〜ずとコミカルな絡みを見せていたのに、報道系の番組ではシリアスなニュースを伝えることもできる。20代とは思えない多彩さ。ちょっとした所作から品の良さがにじみ出ていて、つい応援したくなる」(40代男性会社員) 安定感、安心感、技量などを評価する声が目立ったのは、さすがエースアナといったところだろうか。 女子アナ評論家の丸山大次郎氏が今回のランキングをこう分析する。 「10位までの顔ぶれは、順当だと思います。各局の人気者が揃っているという印象ですね。ただ、田村アナの順位が思ったより低かった。昨年のオリコンの『好きな女性アナウンサーランキング』で初めてトップに立ったのに、同ランキングで6位だったフジの井上アナより下というのは意外でした。田村アナは良くも悪くも『ラヴィット!』の印象が強すぎます。その結果、『ラヴィット!』の視聴者以外のファンを獲得できていないのでしょう」 放送作家の山田美保子氏は「フジの堤礼実アナ(31・9位)のランクインはいい意味で意外だった」という。 「堤アナは『全力!脱力タイムズ』に″メインキャスターを妬(ねた)んでいる極悪女″という設定で不定期出演。同番組は24位の佐久間みなみアナ(27)がメインなのに、アンケートでは堤アナのほうが順位が高かったわけです。堤アナはこれまで、『めざまし8』や『Live News α』など情報やニュース番組で経験を積んできた。その彼女がバラエティ番組も平然とこなしている姿に、新鮮さを感じる人が多いのかもしれません」 実際、堤アナに投票した読者は「アナウンサーの気質は残しつつ、ちょっとしたボケで場を和ませている姿に好感を持つ」「共演者の芸人の無茶ぶりにも応じているところが好き」と、バラエティでの活躍を理由として挙げていた。 前出の丸山氏も「ランキング上位に入るには、バラエティ番組での露出が不可欠だったのではないか」と推測する。 「現在『Live News イット!』のメインキャスターを務めている宮司愛海アナ(33)は、アナウンス力だけで言えばフジテレビの中でも屈指の実力です。しかし、ランキングは16位と伸び悩んでいます。夕方から夜にかけてのニュースは年々視聴率が低下していて、知名度も上がりづらい。局の看板報道番組から人気アナになっていくのがかつての王道でしたが、そのルートが変わりつつあるのではないでしょうか」 ほかにも、局内では実力者とされているもののランキングでは伸び悩んだアナがいる。芸能評論家の三杉武氏がその一人として挙げたのが、テレビ朝日の斎藤ちはるアナ(28)だ。 「『乃木坂46』からテレ朝に入社した斎藤アナは、ルックスや清楚な雰囲気はもちろん、アナウンス技術も抜群です。多忙なアイドル時代からアナウンススクールに通い、技術を磨いただけあって、原稿読みで噛むことはほとんどありません。 入社初日から、『羽鳥慎一モーニングショー』の第2代アシスタントに抜擢されるなど、局内では弘中綾香アナ(34・5位)に次ぐエース候補として期待されています。ベスト10に入ってもおかしくないアナだっただけに、17位とは意外です。まだ20代ですし、今後さらにその実力が多くの視聴者に浸透して順位を上げてきそうです」 『FRIDAY』2025年6月6・13日合併号より