静岡･富士宮市が進める郷土史博物館の建設を巡り、10日、富士宮市長は会見で、博物館の必要性を市民に伝えていきたいと述べました。 富士宮市が建設を目指す「郷土史博物館」は、2021年度に基本構想がまとめられ、建設費は17億円から22億円に上ると試算されています。しかし、博物館計画の見直しを求める市民団体は、建設の是非を市民に問うべきだと住民投票の条例制定を求めていて、5月15日に約5000人分の署名を集め、市の選挙管理委員会に提出していました。 10日、富士宮市の須藤市長は、会見で博物館の必要性を市民に伝えていきたいと述べました。 （富士宮市 須藤 秀忠 市長） 「これ（博物館）を作るか作らないかを、また住民投票によって決めるなんてのは、すでにそんな時期は過ぎていますから。市としては自信をもってこうしたものは必要だと」 市民団体は11日、市長宛てに条例案を提出し、その後、市議会で住民投票の条例制定の審議が行われます。 （富士宮市 須藤 秀忠 市長） 「50分の1以上集めることが何よりも条件である。その2倍くらい集まったということですけど、市全体からいうと11万人の有権者がいるわけですから、それにしては『その程度かな』というイメージ」
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