山本由伸に指揮官苦言「コーナーを狙いすぎ」 渡米後最多5四球…球審の判定に“嫌悪感”も

3回にシュミットに満塁弾…防御率は2.64に 【MLB】ジャイアンツ 6ー2 ドジャース(日本時間14日・ロサンゼルス)  ドジャースは13日(日本時間14日)、本拠地でのジャイアンツ戦に2-6で敗れた。首位攻防戦の初戦を落とし、ライバルに同率首位に並ばれた。先発の山本由伸投手は4回2/3を投げて5安打5失点、5四球4奪三振で5敗目を喫した(6勝)。試合後に取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は「コーナーを狙いすぎた」と、エースの投球を冷静に分析していた。  山本は初回にアダメスにソロを浴びて先取点を許すと、2回は無失点に抑えたが3回だった。先頭のイ・ジョンフにフルカウントから四球、アダメスの三振後にラモスには3-1から四球。4番のスミスを三振に打ち取ったものの、フローレスに四球で満塁のピンチ。そしてシュミットに痛恨のグランドスラムを浴びる形となった。  球審の厳しい判定にも悩まされ、山本はメジャー移籍後ではワーストの5四球と乱調だった。ロバーツ監督は「今夜は、彼はピンポイントのところを狙いすぎていた思う。とてもピンポイントの制球が良いが、今日はコーナーを狙いすぎたと思う」と、際どいゾーンに投げ込み過ぎたことが四球増につながったと分析した。  球数が増えたことで5回持たずに降板したが、ロバーツ監督は「(ヤマモトはあれ以上投げるには)効率的なピッチングが足りなかった」と止む無しといった表情も。一方で際どいゾーンに投げ込んだボールがストライクと判定されず、山本が試合中に首を傾けるシーンが何度もあった。  指揮官は「ある意味で、(我々の投手の球がボール判定されたケースで)ストライクゾーンに入っていた球がいくつかあったと思う。それで間違いなくカウントが(ボールとストライク)逆になった」と、球審の判定に疑問を抱きつつも「私からすれば彼(ヤマモト)は際どいところを狙いすぎていた。(審判の判定で)彼が心情的に影響を受けたかもしれないが、それは私より彼に聞くべき質問だろう」とした。  劣勢の展開の中、相手エースのローガン・ウェブの前に打線も沈黙。テオスカー・ヘルナンデス外野手が本塁打含む2安打を放ったが、大谷翔平投手は連続安打が8でストップするなど、他の野手は無安打に封じられた。(Full-Count編集部)

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