第１０７回全国高校野球選手権愛知大会の抽選会が１４日、愛知県刈谷市総合文化センターで開かれ、５回戦までの組み合わせが決まった。 　今年は１８２校、１７３チームが出場し、春の県大会の上位８校はシード校として３回戦から登場する。準々決勝以降の組み合わせは、５回戦終了後の抽選で決まる。 　抽選会は最初にシード校の主将やマネジャーらが壇上に並び、真剣な表情で抽選箱からくじを引いた。この後、各チームの抽選が始まり、強豪校との対戦など注目される組み合わせが決まるたびに、会場にどよめきが広がり、「よし」といった声が上がった。 　シード校は豊川、東邦、至学館、中京大中京、杜若、三好、西尾東、誠信の８校。夏の連覇を目指す中京大中京はＡブロック、昨夏は準優勝だった東邦はＨブロック、春の選抜大会に出場した至学館はＤブロックで、「私学４強」でノーシードとなった愛工大名電はＤブロック、享栄はＥブロックに決まった。 　開会式は熱中症対策のため、２７日午後４時から名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂野球場で行われる。２８日からは９球場で熱戦が繰り広げられ、日程が順調に進めば、決勝は７月２７日午後２時から岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで行われる。 　今年も気温が高い時間帯を避けるため、開始時間は、原則として第１試合は午前８時４５分、第２試合は午前１１時１５分とし、第３試合は午後３時とする。 名市工・犬飼主将宣誓へ意気込み「感謝の言葉伝えたい」 　 　開会式での選手宣誓は２４校が希望し、抽選で選ばれた名古屋市工の犬飼唯斗主将（３年）が行うことに決まった。 　犬飼主将は「全国でも注目度の高い愛知県大会の宣誓をやりたいと思っていたので、選ばれてうれしい」と話した。自身についても触れ、「ケガを何度も経験し、多くの人に支えられて今がある。支えてくれた人たちに感謝の言葉を伝えたい」と意気込んだ。