【ニューヨーク＝平沢祐】巨人や大リーグのヤンキースで活躍した松井秀喜さんが１４日、ニューヨークで開いた子ども向け野球教室後に取材に応じ、３日に８９歳で死去した恩師の長嶋茂雄・読売巨人軍終身名誉監督に改めて思いを寄せた。 松井さんは、「監督は多分、アメリカまでまだ来ていない。天国でいろんな人につかまっていると思う」と柔らかな表情で語り、多くの人から愛された長嶋さんの人柄をしのんだ。同率首位の中日と優勝を争った１９９４年の「１０・８決戦」については、「長嶋さんが監督だからあの試合は勝てたと思う」とし、先発３本柱によるリレーを自身もプロ初の犠打や２０号ソロで支えた激戦を振り返った。 恒例のフリー打撃では、鋭いスイングで柵越えを披露。日米で野球教室を続けており、「子どもの時は誰もがホームランに憧れる。見せてあげることは大切かな」と笑顔を見せた。
もっと
