これまで車での交通違反者に反則金を求めてきた「青切符」の制度について、2026年4月1日から自転車にも導入されることが決まり、違反ごとの反則金の額も正式に決定しました。 2026年4月1日からの導入が17日、正式に決定した自転車の“青切符”。「青切符」は113種類の交通違反に対して16歳以上の運転手が対象となります。 自転車が関連する交通事故は、2024年1年間で6万7531件発生し、すべての交通事故に占める自転車関連事故の割合や自転車と歩行者の事故は年々増加。2024年の自転車乗車中の死者数は324人で、そのうちの、実に8割以上に一時不停止などの違反が確認されています。 街中を走る自転車を見てみても…。 一時停止をしなかったことで警察に止められた男性。 （警察官 ） 「自転車の方も一時停止です。今回は警告というかたちで書類をつくらせてもらいます」 さらに、並走する人や…スマホをみながら運転する人も。この“ながら運転”による死亡・重傷事故は増加傾向にあり、その約6割が19歳以下です。 こうした事故を防ごうと導入が決定した“青切符”。反則金の金額は、いったいいくらになったのでしょうか？ 例えば、「ながら運転」。この場合は1万2千円の反則金に。 ほかにも…傘を差したり、イヤホンを付けて周りの音が聞こえない状態で運転した場合は5000円です。 一番高い“ながら運転”の罰則金を聞いてみると…。 （街の人） 「わからない、いくらですか？」 （記者） 「1万2000円です」 （街の人） 「え～～～、うそ～～～。高い。1万2000円高い」 （街の人） 「違反しちゃって取られるって思うくらいならやめると思います」 （街の人） 「危ない運転する人が多いと思うので、僕もそうですけど、気を付けるようにしたいと思うので(この制度)いいと思います」 さらに、“止まれ”の標識を無視した「一時不停止」。 （一時不停止で指導） 「（一時停止せずに）いつも減速しながら左右を確認して通るので、それがくせになっている」「気を付けないと」 「一時不停止」の反則金は5000円など全部で113項目の違反に反則金が設定されました。“青切符”制度の導入は、自転車事故を減らす新たな一手となるのでしょうか？