新車334万円！ ホンダ新「“3列7人乗り”ミニバン」発表！ 　ホンダは2025年5月16日、「ステップワゴン」の一部改良と、新グレードの追加を発表しました。 　最もお手頃なベースグレードはどのようなモデルなのでしょうか。 新車334万円！ ホンダ新「“3列7人乗り”ミニバン」発表！ 【画像】超カッコいい！ これがホンダ新「“3列7人乗り”ミニバン」です！（28枚） 　ステップワゴンは1996年5月に初代モデルが登場して以来、常に広い室内と実用性でミニバン市場をけん引してきた、「国産ミニバンの先駆け」として知られています。 　中でも初代では前輪駆動レイアウトと両側スライドドアを備えたトールスタイルを採用し、室内高を稼いで多人数乗車と積載性を両立。 　以降の世代でも家族向けの実用性を核に改良を重ね、国内ではミドルクラスミニバンの定番として高い人気を維持しています。 　そして現行となる6代目は、2022年5月27日に発売されました。 　この6代目はホイールベースの延長とトレッド拡大により直進安定性を高め、水平基調のキャラクターラインとシンプルな面構成でクリーンな外観を実現。 　インテリアは水平デザインのダッシュボードと、大開口ガラスエリアによる開放感が特徴です。 　そんな現行ステップワゴンに今回、装備を強化した「AIR EX」と質感を向上させた「e：HEV SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION」が追加され、AIR EXではパワーテールゲートやオットマン付きシートなど利便性を高める機能が拡充されました。 　また、安全面では後退出庫サポートや急アクセル抑制機能が全グレードに追加され、日常の取り回しをより安心して行えます。 　現在のラインナップはガソリン系の「AIR」と「SPADA」、ハイブリッド系の「e：HEV AIR」「e：HEV SPADA」、そして上級の「SPADA PREMIUM LINE」や特別仕様車まで多層的に展開されています。 　価格帯はAIRの334万8400円（消費税込、以下同）からe：HEV SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITIONの440万6600円まで幅広く、ユーザーの予算と用途に合わせた選択が可能です。 　それでは、最も安価なAIRとはどのようなグレードなのでしょうか。 　ボディサイズは全長4800mm×全幅1750mm×全高1840mmで、ホイールベースは2890mm。 　フロントに細いメッキモールを配したクリーンフェイスを採用し、ボディ側面には水平基調のラインを通して軽快さを演出します。 　またLEDヘッドライトとテールランプを標準化し、被視認性を確保しながら、省電力でランニングコストを抑えています。 　室内は温かみのあるグレーファブリックを基調とし、水平デザインのインパネによって視線移動を減らし、乗り物酔いを軽減します。 　2列目のキャプテンシートはロングスライドと左右スライドが可能で、乗員の居場所を自由に変更できます。 　3列目は床下格納式マジックシートを備え、荷室拡大が容易です。USBポートや後席エアコン吹き出し口も装備し長距離移動をサポートします。 　パワートレインは1.5リッターの直噴VTECターボエンジンとトルクコンバーター付き無段変速オートマチックを組み合わせ、低回転域から力強いトルクを発揮。街中の加速から高速クルーズまで滑らかに対応します。 　駆動方式はFFのみで、車両重量を抑え、WLTCモード燃費は13.2km／Lを達成しました。 　安全装備は全タイプ共通でHonda SENSINGを標準搭載。これにより衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、車線維持支援システム、渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロールなど多彩な機能がドライバーを支援します。 　くわえて後退出庫サポートや急アクセル抑制機能の追加により、より安心して街中や駐車場で取り回せます。 　オプションでは車載通信モジュールHonda CONNECTを介した「Honda Total Care プレミアム」が利用可能で、遠隔操作や緊急サポートを提供します。 　ボディカラーは「フィヨルドミスト・パール」「プラチナホワイト・パール」「メテオロイドグレー・メタリック」「クリスタルブラック・パール」「シーベッドブルー・パール」の5色を設定し、ユーザーの好みに合わせて選択できます。 ※　※　※ 　このように、AIRは手頃な価格と充実装備を両立したエントリーグレードです。 　広い室内と多彩なシートアレンジ、ターボエンジンの余裕ある走り、Honda SENSINGによる全方位安全支援を備えながら334万8400円に抑えた点が魅力的。 　家族の毎日を支える一台として十分な実力を発揮するでしょう。