【ロサンゼルス＝帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平が１７日（日本時間１８日）、本拠地でのパドレス戦で三回に右太もも付近に死球を受け、球場が騒然となった。 審判団が集まって協議した後、ドジャースのロバーツ監督が猛抗議を行い、退場処分となった。米メディアによると、両チームに警告が与えられたことに抗議したとみられる。 １番指名打者で出場し、三回一死で迎えた大谷の第２打席。パドレス右腕のバスケスが投じた９３・８マイル（約１５１キロ）の直球が右太もも付近を直撃した。当たった瞬間、大谷の叫び声が球場に響いた。大谷が死球を受けるのは今季２度目。しばらく痛みに顔をゆがめたが、その後は通常と変わらずに走っており、けがはなかったとみられる。 前日に１年１０か月ぶりの投手復帰を果たし、打者としても２安打２打点をマークした大谷への死球に、球場のファンはざわついた。伏線もあった。前日の試合でドジャースのパヘスが死球を受けて激高。当てたパドレスのシーズをにらみつけ、文句を言う場面があった。この日は三回のパドレスの攻撃で、１番のタティスがドジャースのトリビノから死球を受けていた。
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