１００円ショップ「ダイソー」を展開する大創産業（広島県東広島市）は１８日、顧客や取引先などとやり取りしたメールの一部が、今年４月まで５年余りにわたり、外部から閲覧可能な状態だったと発表した。 流出の可能性がある個人情報は約１万件で、顧客の口座情報や、中途採用応募者の履歴書、従業員の健康保険証の情報も含まれていた。 発表によると、流出の可能性がある個人情報は住所や氏名、メールアドレスなどで、ＥＣサイト利用者４４９８件、取引先４５７８件、中途採用の応募者６９８件、従業員５３３件。ＥＣサイト利用者の情報のうち、４９件は口座情報が含まれていた。また、中途採用応募者の情報のうち、６１５件が履歴書や職務経歴書などだった。 同社によると、業務でメールのやり取りなどに使っている情報共有サービス「グーグルグループ」を２０１９年１２月以降、設定に不備がある状態で使っていた。本来は閲覧権限を社員らに限定すべきだったが、外部に公開する設定になっていた。今のところ被害は確認されていないとしている。
もっと
