6年目の原優介騎手がデビュー以来初の函館騎乗 これまで参戦できなかった理由、函館での調教のメリットは?

 デビュー6年目の原優介騎手=美浦・青木孝文厩舎=が今週21日、函館で初騎乗。自厩舎のマルプリ(牝5歳、父ミッキーアイル)とコンビを組むメインレースのSTV杯(3歳上2勝クラス、芝1200メートル)などがスタンバイしている。  実習生時代には、函館に滞在して調教をつけていた原騎手。「札幌と違ってWコースがあるので、メンタル的にも同じ場所でずっとやるよりも一つ逃げ場ができるし、調教をやるにはいいですよね」と芝とダートに加え、もう一つコースがある函館のメリットを挙げる。「涼しくて馬が良くなるスピードが早い感触があります」とも付け加えた。  原騎手は普段の取材からも馬づくりや調教を大事にしていることが伝わってくる騎手の一人。滞在競馬は厩舎スタッフが限られた人数のため、騎手が普段の運動から馬にまたがる場面は多い。「滞在は自分でよく馬を感じられる環境で楽しいと思います」と滞在の魅力を感じている。  ただ、それ以上に騎手として結果を追い求めたい気持ちが強く、これまで函館滞在は実現していなかった。「東京の成績がいいのと、本場で頑張るということに徹してきた。趣味ではなく仕事なので」。全97勝のうち、東京で最多の34勝。今年も13勝のうち11勝は東京のように、結果が出ている舞台を優先してきた。今回も土曜に函館で騎乗した後、日曜は東京でのレースに臨む。  ただ、今年から番組が変更。函館と東京の開催が重なるのは3週から2週に短縮された。来週から舞台を福島に移す。来年以降、東京が終わったタイミングでの滞在は? との問いには「まずは今年の福島と新潟の結果を分析してみてですが、選択肢としてはあるかもしれないですね」と原騎手。今後の選択に悩むような好結果を期待したい。(浅子 祐貴)

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