暑い夏を少しでも涼しく快適に過ごすため、様々な暑さ対策グッズが出ています。刈川くるみキャスターが取材しました。 刈川くるみキャスター 「夏の暑さ対策には欠かせないハンディーファン。ズラ〜っと奥にまでたくさんありますね」 ハンズ 広報部 本田浩一さん 「ハンディーファンだけで約150種類」 こちらの生活雑貨店では例年より早く“持ち歩ける扇風機”のブースを設けており、その商品数は6月の時点で去年に比べ1.5倍と過去最大の品揃えとなっているそうです。 刈川くるみキャスター 「今年ならではのトレンドは？」 ハンズ 広報部 本田浩一さん 「手をあける。持たなくていいようなタイプがよく売れています」 手に持たなくていいハンズフリーのタイプが いま人気だと言います。クリップやベルトなどがセットになったファンは、今や夏の必須アイテムともいえる日傘にクリップで装着できるんです。 刈川くるみキャスター 「涼しい〜！家から駅に行くときで前髪が（汗で）“べっちゃ”になっちゃうんですけど、これだと快適ですね。しかも手があくのもいいですね」 日傘とハンディーファンを持つと両手がふさがってしまうというお悩みに応えるためにこのアイデアが生まれたんだそうです。付属アイテムをベルトに替えればベビーカーにも取り付けられます。1台でさまざまなシーンに使えると人気だそうです。 他にもある機能を搭載したアイデアファンが。猛暑対策として増えているというミスト付き。 刈川くるみキャスター 「ハンディーファンを持っていても夏の暑い時は熱風になってしまうのでこのミストがあるだけで（体感）温度グッと下がりますね」 メーカーによると“水が蒸発する時に周囲の熱を奪う”という気化熱の原理で、肌の温度が下がるんだそうです。 さまざまなアイデアで進化するハンディーファン。複数台持ち、用途に合わせて使い分ける人も増えているそうです。 続いては“着る”暑さ対策。作業服などを手掛けるメーカーは熱中症対策に特化したアイテムを開発。一見、普通のシャツに見えますが… ワークマン 広報部 松重尚志さん 「暑熱リスクを軽減するウェア」 刈川くるみキャスター 「暑熱リスクってなんですか？」 ワークマン 広報部 松重尚志さん 「外の暑さを断熱する仕様になっていて、衣服内温度を快適に過ごせる」 この製品は日本赤十字社の研究所と連携し開発したそうで、生地に特殊な糸を使用。太陽の熱や紫外線などを断熱し、さらに内側に籠もる湿気を逃してくれるというんです。 では、どれだけ暑さを軽減できるのか、特別に体験させてもらいました。 刈川くるみキャスター 「なんですかこれ、電球がたくさん」 電球を使った実験器具の前に立つと気温40℃を体験できるといいます。まずは、一般的な生地のシャツで体験。 刈川くるみキャスター 「今、じわじわ来てます」 サーモグラフィーで、シャツの内側にどれだけ熱がこもっているのか見てみると。およそ33℃。特に肩のあたりで赤色が濃くなっていて、熱がこもっているのがわかります。 続いて、熱中症対策シャツ。内側の温度を見てみるとおよそ27℃。一般的なシャツより6℃も低い結果に。熱中症対策に力を入れるのにはこんな思いがありました。 ワークマン 広報部 松重尚志さん 「作業服・作業用品の専門店からスタートしているので着ているものが生死を分ける。涼しく快適に過ごしてほしいという思いで作りました」 刈川 「着ているものが防災になる」 （6月19日放送『Oha!4 NEWS LIVE』より）