思わず「キュン」? 後退時「腕をまわすしぐさ」もはや絶滅!? 今や懐かしい「昭和・平成ドライバーあるある」とは

クルマの「キーをひねる」もすっかり死語に  昭和から平成初期までのドライバーでは当たり前だった「しぐさ」のなかでも、今ではすっかり絶滅してしまったものが存在します。  そんなカーライフの懐かしい行動について振り返ります。 おもわず「キュン」最近見なくなった「しぐさ」とは[イメージ画像:PIXTA] 【画像】もはや懐かしい! これが昭和の「デジタルメーター」です! 画像で見る(30枚以上) ●腕をまわして「バック」  まず挙げられるのは、駐車でのしぐさでしょう。  今やほとんどのクルマに装着されている「バックモニター」は、クルマの後退時に死角を低減し、目視では確認しづらい障害物や歩行者を見逃しにくくする安全で便利なモノです。  しかしバックモニターが普及する以前は、直接後方を見て安全確認をしながらバックするのが普通でした。  また、腕を回してのバックは必然的に体が助手席へ近づくため、ドライブデートでスムーズに駐車できる男子は女子からもキュンとする行動として人気でした。  中には「バックするときの横顔が好き」という女子も多かったほど。  今ではモテる男子の条件として話題になることも少なくなりましたが、クルマの運転がスムーズな男子の好感度が高いのは、今も昔も変わりありません。  ●クルマのキーをひねる  スマートキーは、平成中期(2000年代)に入ってから一気に普及した電子キーのこと。  車に近づくだけでドアの施錠と解錠が可能で、ボタン操作でエンジンを始動出来る便利な装備です。  しかしながら、昭和の時代には、全て鍵を差し込んで行うのが普通でした。  クルマのドアを鍵を差し込んで開けて乗り込み、エンジンをかけるためイグニッションスイッチのキーシリンダーに鍵を差し込みエンジンを始動する……。  その全ての動作に鍵が必要で、エンジンのプッシュスタートが普通になった現在でも「エンジンをかける」という言い方が残っているのが面白いところです。  また昭和の時代は、クルマの鍵を差したままロックしてしまったというトラブルもよくありました。  筆者(くるまのニュースライター なるやま)がよく覚えているのは、近所の「スカイライン」(ケンメリ)オーナーが鍵を差したままうっかりロックしてしまい、窓の隙間から針金を落としてロックを解除しようとしていた光景です。  きっと同じような光景を覚えている人も多いのではないでしょうか。 今じゃ信じられない!?「助手席の人が地図を見る」とは ●助手席の人が地図を見る  カーナビゲーションシステム(カーナビ)は、今や軽自動車や商用車までひろく普及していますが、平成の初め頃はまだまだ高価かつ珍しい装備でした。 かつて助手席の仕事といえば「地図を見る」ことでした[イメージ画像:PIXTA]  しかし昭和から平成初めの頃、カーナビがまだ普及していない時代は、道路地図を片手にドライブするのが普通だったため、ふたりでドライブに行く際は、助手席の人が地図を持ってナビゲートする光景がよく見られました。  特に初めて行く土地へ行く際は、書店で最新版の道路地図を事前に購入し、必要なページへ付箋を貼り、重要な交差点にカラーペンで印を付けていました。この準備が、旅行前の儀式としてワクワクしたものです。  またドライブデートでは、助手席の彼女が道路地図でナビゲートしたり、カセットテープを変えたりなどしたものですが、今ではクルマが全て行ってくれる便利な時代になりました。 ●乗る前にミラーの角度を調整する  電動ミラーの角度を調整する機能は、フェンダーミラーが一般的だった1980年代に普及し始め、その後1990年代に入ると、ミラーの角度を記憶するメモリー機能が、高級車を中心に採用されました。  しかしながら昭和の時代は、今と違いドアミラーではなくフェンダーミラーが一般的であり、しかも角度調整は手動で行うのが普通でした。  自分ひとりしか乗らないマイカーならいちど調整しておけば良いものの、職場の社用車などに乗る際にはわざわざミラーの角度を動かして調整を行わなければならず、非常に面倒でした。  助手席に乗る人がいる場合は、その人がミラーの角度を調整する係となり、運転席から「もう少し上」や「もう少し左」などなどジェスチャーを受けている光景を見かけたものです。 ●エアコンの温度・風量を調整する  現在は、エアコンが備わっていないクルマを探す方が難しいですが、そもそも昭和の時代はエアコンが付いていないクルマも多く、夏になると窓を開けて走るクルマの光景がよく見られたものです。  たとえカーエアコンが備わっていても、マニュアル操作で温度調整を行うモノが普通でした。  またエアコンより「クーラー」といわれることも多く、リアウインドウに「冷房車」というステッカーが誇らしく貼られたクルマもあり、今では大変懐かしい光景です。  国産車で初めてオートエアコンを装備したクルマは、1971年のトヨタ「センチュリー」ですが、その後1981年にデビューしたトヨタの初代「ソアラ」が「マイクロプロセスド・オートマチックエアコンディショナー」を搭載。現在のクルマに通じる先進的な装備が注目を浴びました。  昭和のクルマのエアコンは、助手席側のダッシュボードへの吊り下げ式も。足元から冷風が出るため室内の温度調整が難しいだけでなく、冷え過ぎて体調を崩したりなど、現在のクルマには遠く及ばないのがほとんどでした。  しかし家庭用エアコンすらほとんど普及していなかった時代、夏場にエアコンの効いた涼しいクルマに乗るとホッとしたものです。

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