コロナワクチンの安全性は不確か…人体に悪影響な「不良品ワクチン」が健康被害をもたらしている可能性がある

いま日本で謎の死が増えている——。コロナ禍以降、有名人が癌で亡くなるニュースが相次ぎ、癌の死亡者数が急増しているのはなぜなのか。効果が疑わしいワクチンや無意味な医療を、国や医療界が推奨し続ける背景には何があるのか。日本の医療界に潜む巨大な闇に、地域医療で奮闘する在野の医師がメスを入れる正義の一冊!6月5日発売の新刊『何かがおかしい 「がん急増」の謎』より抜粋・再編集して、内容の一部をお届けする。 『何かがおかしい 「がん急増」の謎』連載第10回 『コロナ禍に「災害レベルの大量死」が起こっていた…人口動態では説明がつかない新型コロナワクチンの影響を巡る議論』より続く。 「安全なワクチン」だと保証していたはず さて、ワクチンの接種件数と、超過死亡の増加に相関があること、日本人の平均寿命が下がるほどの「超過死亡」が発生していることについて説明しました。 この相関に意味があるとすれば、この「日本人の謎の大量死」を引き起こした原因は、コロナワクチンだと考えるしかありません。 ただ、政府はコロナワクチンについて「安全なワクチン」だと保証していたはずです。なのに、ワクチンによって非常に多くの方が亡くなった、などということがあり得るのでしょうか。 先に申し上げておきますが、コロナワクチンの安全性については、まださまざまな議論が交わされている段階であり、現時点で結論は出ていません。ただ、そんな中でも、かなりいろんなことがわかってきています。 mRNAワクチンの仕組み まず、コロナワクチンの仕組みについて簡単に説明させてください。 ファイザー社、モデルナ社のコロナワクチンは「mRNA」を使った新型ワクチンです。 この「mRNA」は「メッセンジャーRNA」と呼びます。生物はそれぞれ自身の遺伝情報である「DNA」を持っていて、その情報に従い、各細胞が必要なタンパク質を作り出しています。 その際、DNAそのものではなく、DNAを一度コピーしたものからタンパク質を作っているのですが、このコピーのことを「mRNA」と呼ぶわけです。 旧来のワクチンは通常、「弱毒化したウイルス・細菌」を体内に入れることで、体の免疫反応を活性化し、抗体を作ることを目的としています。ただ、「ウイルス・細菌」そのものを体内に入れるのは危険もともないますし、またワクチンの開発に時間がかかるという難点もありました。 一方、「ウイルスそのもの」でなく、「ウイルスと同じタンパク質を作るmRNA」だけを体に入れるのなら、より安全だし、開発時間も短縮できる。そんな考え方で作られたのが、ファイザー社やモデルナ社のコロナワクチンでした。 新型コロナウイルスは、「スパイクタンパク質」という特徴的なタンパク質を持っていますので、このスパイクタンパク質を作る「mRNA」だけを体内に入れれば、免疫を獲得できるはずだ、と考えたわけです。 ただ、「mRNA」は本来非常に不安定な物質です。自然界ではすぐに壊れてしまいます。人体に注射する前にmRNAが壊れてしまうと意味がない。 だから、コロナワクチンではmRNAを別の物質でくるんで保護しています。それが「LNP」、一般に「脂質ナノ粒子」と呼ばれる物質です。 「LNP」が人体に与える影響 この「LNP」が人体に悪影響をもたらしている、という見解があります。 LNPには、PEG(ポリエチレングリコール)という成分が使われています。「ポリエチレングリコール」は、スキンケア製品や洗剤などにも使われるもので、一部の人はアレルギー反応を示すことが知られています。 新型コロナワクチンの接種後、全身にじんましんができたり、腹痛や嘔吐、呼吸困難などを訴えたりする方がいました。これはいわゆる「アナフィラキシーショック」、つまり強いアレルギー反応によるものですが、LNPがもたらした可能性もあります。 実際、マウス実験において、LNPが強い炎症反応を引き起こしたという研究結果もあります。 LNPは、まだまだ技術的に発展途上であり、製品ごとの品質にバラつきがあるとも言われています。ファイザー社の資料によれば、コロナワクチンのLNPはウイルスの大きさとほぼ同じで、60〜120nmとされています。ただ、実際に接種された製品でもまったく同じかはわかりません。 品質にバラつきがある可能性 宮沢孝幸医師によれば、「(LNPの)製剤技術はまだ十分に確立されたものとは言えず、作られる粒子の大きさや質は、用いる脂質の種類や製剤技術に大きく依存する」。また、「作られた粒子の品質によって体内動態(薬が体内に投与されてから、排出されるまでの過程のこと。吸収、分布、代謝、排泄というプロセスをたどる)が変わる」とのことです。 製剤技術が確立されておらず、LNPの品質にバラつきがある可能性があるのです。 だとすれば、一部に「不良品ワクチン」が存在し、それを打ってしまった場合にワクチンの設計上予期しない健康被害が発生したのかもしれません。 このように、「LNP」の安全性については、さまざまな疑問が提示されているのが現状です。 そのため、公益財団法人東京都医学総合研究所など、「LNPを使わないmRNAワクチン」の開発に取り組んでいる団体もあるのです。 【前回の記事を読む】コロナ禍に「災害レベルの大量死」が起こっていた…人口動態では説明がつかない新型コロナワクチンの影響を巡る議論

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