今月6日にアジアの民間企業として初めての月面着陸に挑戦した「ispace」が、月面着陸失敗の要因について発表しました。 日本の宇宙ベンチャー企業「ispace」は、今月6日に民間企業としてはアジア初となる月面着陸に挑戦しましたが、着陸の直前に着陸船との通信ができない状態となっていました。 その後の解析で、高度計の測定が遅れたことにより、着陸までに十分に減速できず、月面に衝突した可能性が高いとされていました。 24日に行われた会見では、解析をさらに進めたところ、高度計の機器自体に問題があったことが分かったと発表されました。 事前の試験などでは異常が確認されていなかったため、問題が起こった原因としては、航行中に故障した可能性や、性能が劣化した可能性、降下時の高度計の性能が事前の想定よりも低かった可能性が高いとし、今後は、第三者専門家を含むタスクフォースチームの立ち上げや、JAXAからの技術支援の拡充を図り、今後の開発につなげていくとしています。 次回の「ispace」の月面着陸への挑戦は、2027年に予定されています。
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