東京・天王洲の銀河劇場にて6月20日から上演されているミュージカル『薄桜鬼 真改』藤堂平助 篇より、ゲネプロリポート、舞台写真、オフィシャル会見キャストコメントが解禁された。 【動画】ついに樋口裕太が主演! 『薄桜鬼 真改』藤堂平助 篇 公演告知CM これまで7年にわたって藤堂平助としてカンパニーを支えてきた樋口裕太が満を持して真ん中へと立った本作は、 “滅びの美学”漂う新選組の歩みを紡ぐこれまでのメインストーリーには反映されなかった“一方その頃──”にグッとフォーカスし、時代にあらがい、手探りで自分の生きる道を切り開こうともがく青年の生き様を追う“青春アナザーストーリー”。 ゲネプロで、樋口の藤堂平助は、漂う少年性と持ち前の陽のオーラはそのままに、明るさの裏にあるさみしさ、うそのない自分でいたいからこその葛藤をまとった“今まで見たことのない平助像”を、生命力たっぷりに表現。ヒーローもの主人公の存在感とでもいうべき引力で物語を推進していく。岡田真祐子の千鶴もまた平助の陽のオーラと呼応しながら、等身大の女の子としてかれんに運命に立ち向かうさまを見せた。 さらに、斉藤瑞季演じる千姫の存在も『薄桜鬼』の世界を多面的に味わう大きなスパイスだ。また、同じくこれまでのキャラクター像とは一味違う本作ならではの解釈で物語を鮮やかに彩る山南敬助(輝馬)、風間千景 (佐々木喜英)をはじめ、カンパニー全体の“思い”や圧倒的な歌のパワー&多彩な殺陣もさらに進化を遂げていた。「現キャストでの公演はこれが最後」というシリーズの歴史の中でも大きな転換期を飾るであろう「真改 藤堂平助 篇」。手だれのキャストたちだからこそ描けた“もうひとつの『薄桜鬼』”と呼ぶにふさわしい仕上がりである。 藤堂平助役の樋口裕太は、「今回の『真改 藤堂篇』は仲間の絆、そして平助の成長の物語。今まで感じとれなかった平助の弱さの部分が全面的に見られると思います。西田大輔さんからは平助の『強さ』を、毛利亘宏さんからは平助の『弱さ』をいただいたので、完全体の平助をお届けできたら…と。稽古は過去一順調で逆に不安にもなりましたが(笑)、とにかく稽古場の雰囲気が温かかった! みんな笑顔でニコニコしながら稽古してました」と振り返った。 ミュージカル『薄桜鬼 真改』藤堂平助 篇は、銀河劇場にて6月20〜29日上演。 ※キャストコメント全文は以下の通り。 <コメント全文> ■藤堂平助 役:樋口裕太 今回の「真改 藤堂篇」は仲間の絆、そして平助の成長の物語。今まで感じとれなかった平助の弱さの部分が全面的に見られると思います。西田大輔さんからは平助の「強さ」を、毛利亘宏さんからは平助の「弱さ」をいただいたので、完全体の平助をお届けできたら…と。稽古は過去一順調で逆に不安にもなりましたが(笑)、とにかく稽古場の雰囲気が温かかった! みんな笑顔でニコニコしながら稽古してました。今回は春ではなく初夏の「薄ミュ」です。季節が違っても桜を降らせるつもりでキャスト一同、皆様に『薄桜鬼』をお届けします。劇場でお待ちしております。 ■雪村千鶴 役:岡田真祐子 顔合わせのときからずっと緊張の連続でしたが、皆さんが本当に優しくて温かくて、この座組に出会えたことを心から幸せに思っています! 「真改 藤堂篇」だからこそ描かれる絆や成長を、千鶴の目線で丁寧に紡いでいきます。皆様の心に届いたら嬉しいです! みんなの絆がぎゅっと詰まったこの「真改 藤堂篇」。カンパニーの熱をぜひ受け取っていただけたら──絶対に後悔はさせません! 劇場でお待ちしています! ■土方歳三 役:久保田秀敏 今までなかなか見せたことのなかった平助の葛藤などを今回は事細かに描いています。やりたいことや進みたい方向がすれ違う中で、自分の中にある信念を貫き歩んでいく姿は見ているこちら側にも力や勇気を与えてくれます。平助の生き様を心に刻みつけていってください。この座組は皆武士なんです。「心」が、武士なんです。 まさに新選組そのものなんです。形だけのものではありません。正面からぶち当たり、高い壁を乗り越えて、いつだって前へと歩みを止めません。そんな僕らの姿をぜひ見届けてほしいと思います。きっと届くものがあるはずです。劇場でお待ちしております。 ■原田左之助 役:川上将大 ルートが違うだけで同じ作品なのにがらっと作品の色味が変わっていく。そこは舞台に立たせてもらってる僕達も毎年楽しませてもらっている点。大きな魅力です。「真改 藤堂平助 篇」は三馬鹿での今まで描かれていなかった場面あるので、そこもぜひ注目していただきたいですね。個人的にはクライマックスのシーンが本当に胸が熱くなってとてもオススメ! とにかく『薄桜鬼』、そして、ミュージカル『薄桜鬼』をいつも愛してくださる皆様全員に満足していただけると自信をもって言える作品になっています。この言葉を信じ、ぜひ劇場に足を運んでください。お待ちしております。 ■永倉新八 役:小池亮介 今回、永倉新八と関わりが多い藤堂平助が主演ということで、作品としての役割もこれまでとは違う所があります。最初に脚本を読んだ時も、緊張感が走りました。今回は重要な役割を担っている。稽古中はこれまで以上に丁寧に冷静に、そして周りの人達を信じることを心がけてきました。僕が藤堂平助にかける言葉にもぜひ注目して見てください。主役によって物語や人々の会話が変わるのが、ミュージカル『薄桜鬼』の魅力のひとつだと思いますが、今回はそれをより感じる作品だと個人的には感じています。ぜひ新しいミュージカル『薄桜鬼』の物語をお楽しみください。 ■山南敬助 役:輝馬 今回久しぶりに山南敬助として参加させていただくことになり、今まで以上に山南という人間を演じることへのありがたさを痛感しています。今回は藤堂平助ともこれまでと違った関係でストーリーが進んでいくので、そういったところもぜひご注目いただければ。藤堂平助=樋口裕太が主演、稽古場は今まで経験したことのない明るく元気な現場になっていました。これも樋口が頑張っている証拠。本当に凄いです、樋口裕太! 疾走感や飛躍がモリモリに組み込まれた、今までにまったく見たことのないミュージカル『薄桜鬼』になっていると思います。どうぞ期待していて下さい! ■風間千景 役:佐々木喜英 風間は羅刹の存在を決して許さない為、新選組との共闘が成立する事が過去の公演でもありました。今回もそんな、いつもの風間とは一味違う、色濃く描かれた共闘の部分に注目していただけると嬉しいです。今年は稽古期間中に桜を見る事はなく、初夏の暑さの中、例年以上に汗を流す稽古はとても新鮮でした。少し遅めの“初夏の桜”となりましたが、ここにしか咲かない桜を存分にお楽しみください。本公演で今回のキャストが全員揃うのは最後となりますが、変わりゆく中で、また千鶴を迎えに行けると信じて…。これからも末長く「薄ミュ」を応援していただけると嬉しいです。 ■千姫 役:斉藤瑞季 千姫としては「薄ミュ」シリーズに10年ぶりの登場となります。この物語をどんな風に動かしていくのか、ぜひ注目して頂ければと思います。千鶴役の岡田真祐子ちゃんとは稽古終わりにご飯に行ったり、稽古中も沢山お話しして、一緒に手を取り合ってここまで来ました。そんな私たちの友情にもぜひ注目してくださいね。キャスト、スタッフの皆さん、そして応援して頂いているお客様皆さんで作り上げてきたミュージカル『薄桜鬼』の歴史。そこに参加させて頂くのは大きなプレッシャーでもありますが、本当に素敵な作品になっています。ぜひぜひ劇場までお越しください。