松坂桃李と染谷将太がダブル主演する劇場長編アニメーション『ひゃくえむ。』に、笠間淳、高橋李依、田中有紀、種崎敦美、悠木碧、内田雄馬、榎木淳弥、石谷春貴、石橋陽彩、杉田智和の10名の出演が決定。それぞれのコメントも到着した。 【写真】豪華声優陣が演じる! 『ひゃくえむ。』場面写真 魚豊による同名の漫画連載デビュー作をアニメ化する本作は、陸上競技の世界で、「100m」という10秒に満たない一瞬の輝きに魅せられた者たちの狂気と情熱を描く。 声の出演は、生まれつき足の速い“才能型”のトガシを松坂桃李、トガシとの出会いから100m走にのめり込んでいく“努力型”の小宮を染谷将太が演じる。監督は、長編1作目の『音楽』で「アニメ界のアカデミー賞」と名高い米アニー賞ノミネートをはじめ、国内外の多数の映画賞で高い評価を受ける岩井澤健治。6月にフランスで開催された世界最大規模のアニメーション映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭2025」にてワールドプレミアを行った際は絶賛の声が続出、さらに10月の北米公開も決定している。 この度、熱き世界を彩る10名の豪華声優キャストとそれぞれのコメントを⼀挙解禁。 元中学陸上界のスター選手であり、高校の陸上部でトガシとチームメイトとなる仁神役を演じるのは、映画『THE FIRST SLAM DUNK』の三井寿役が記憶に新しい笠間淳。とある理由で陸上から距離を置いていた仁神の熱く複雑な心情を丁寧に演じる。出演にあたり「今作は人間の持つ様々な『生の感情』を、渦となってアウトプットさせる事こそが価値であり、作品の色だと感じました」と語っている。 陸上に対して人一倍の熱い想いをもち、高校陸上部へトガシを勧誘する明朗な女子高生・浅草役には、『【推しの子】』のアイ役などで知られる高橋李依。高い表現力と透明感ある声で人気を博す高橋は「原作の魅力を突き詰めた映像化に、私の人生にもこういう時間があったんだと追体験するような感覚」と作品を評した。 浅草とともに高校陸上部に所属しチームを支える女子高生・椎名役には、『トリリオンゲーム』の高橋凜々役などで活躍する田中有紀。「心も身体もギリギリで、時には危うさも垣間見える本気の世界を、椎名ちゃんと⼀緒に走らせていただけることとても光栄です」と参加の喜びを語る。 生まれつきの足の速さで、友達も居場所も手にする“才能型”の主人公トガシの小学生時代を演じるのは、「SPY×FAMILY」シリーズのアーニャ・フォージャー役などで人気の種崎敦美。本作について「『100 メートル』という距離に人生を懸けている人たちのこと想像をしたこともありませんでした。でも『ひゃくえむ。』の中には私も知っている感情がたくさん詰まっていました」とコメント。 主人公のひとり、小宮の小学生時代を演じるのは、『薬屋のひとりごと』の猫猫役など、数々の人気作への出演が絶えない悠木碧。トガシとは対照的に、辛い現実から逃れるべく100メートル走へのめり込む小宮を演じたことについて「走りで自分を確立する人がいること、だからこそがむしゃらに走る、走らざるをえない。その景色を、小宮を通して初めて見ることができました」と語っている。 次世代の陸上界を担う有望ランナーの樺木役には、『WIND BREAKER』の主人公・桜遥役などで人気を集める内田雄馬。「カバキは言葉数の多い人ではありませんが、その内に秘めた熱いものを持っている方です。一つ一つの言葉を丁寧に紡ぐぞという気持ちで収録に臨みました」と、高い熱量で臨んだアフレコを振り返った。 さらに、小宮の高校時代の陸上部に所属し、明るく気さくな性格の沼野役に榎木淳弥。同じく小宮の高校時代の陸上部の部長で、小宮の才能を恐れる経田役に石谷春貴。トガシに憧れを抱く陸上選手・森川役に石橋陽彩。仁神の腐れ縁でライバルを自称する尾道役は、杉田智和が務める。 劇場長編アニメーション『ひゃくえむ。』は、9月19日より全国公開。 ※種崎敦美の「崎」は「たつさき」が正式表記 新キャスト10名のコメント全文は以下の通り。 <コメント全文> ■笠間淳(仁神役) この度、仁神役を担当させていただきます。今作において一番大切にし、そして一番難しいと感じたのはやはり飾らない「生の感情」でした。人の「感情」「想い」というものは、本来決して外に発露されることを目的にしません。しかし、今作は人間の持つ様々な「生の感情」を、渦となってアウトプットさせる事こそが価値であり、作品の色だと感じました。よって、丁寧に、飾る事なく仁神を生きることを第一の目標に演じさせていただきました。「人の生の感情」と「エンタメ」の渦の様な融合を、ぜひお楽しみください。 ■高橋李依(浅草役) 自分の性質だったり経験ごと挑んだオーディションだったので、浅草としてのご縁をいただけて、胸が熱くなりました。原作の魅力を突き詰めた映像化に、私の人生にもこういう時間があったんだと追体験するような、ビデオに残していくような感覚になる掛け合い。『ひゃくえむ。』の世界を共に生きられて、光栄です! ■田中有紀(椎名役) 椎名役を務めさせていただきます、田中有紀です。それぞれに負けられない理由を背負いながらも、0.01秒でも速くあることを求めスタートを切る選手たちの姿に、思わず息を止めて見守ってしまうほど惹き込まれました。心も身体もギリギリで、時には危うさも垣間見える本気の世界を、椎名ちゃんと⼀緒に走らせていただけることとても光栄です。十数秒に全てをかける極限の生き様、ぜひ劇場で見届けてください…! ■種崎敦美(トガシ役/小学生) 自分は走るのが人一倍遅い人生を歩んできたので、「100メートル」という距離に人生を懸けている人たちのことを想像をしたこともありませんでした。でも『ひゃくえむ。』の中には私も知っている感情がたくさん詰まっていました。熱いです。作品に触れた時から、収録の間も、ずっと感じていた熱を、皆様にも感じていただけたら嬉しいです。 ■悠木碧(小宮役/小学生) 走ることからとにかく逃げてきた人生だったので、走りで自分を確立する人がいること、だからこそがむしゃらに走る、走らざるをえない。その景色を、小宮を通して初めて見ることができました。酸欠になりながら全力で挑んだアフレコ、苦しいけど意外と気持ちよくもあって…。この感覚、伝わったらいいな…! ぜひご覧ください! ■内田雄馬(樺木役) この度は、『ひゃくえむ。』に参加させていただき、大変光栄に存じます。カバキは言葉数の多い人ではありませんが、その内に秘めた熱いものを持っている方です。一つ一つの言葉を丁寧に紡ぐぞという気持ちで収録に臨みました。ぜひご覧いただけたら嬉しいです。『ひゃくえむ。』を、どうぞ劇場でお楽しみください! ■榎木淳弥(沼野役) 沼野の声を務めさせていただく、榎木淳弥です。原作を読んだ時、ものすごい熱量を感じましたので、今回アフレコに参加することが出来てとても嬉しかったです!陸上シーンはもちろんですが、日常のシーンもかなり面白いです。どうぞお楽しみに! ■石谷春貴(経田役) 僕も短い間ですが、陸上、そして100mに、持てる全てを賭けていた時期があります。怪我をして諦めた身ですが、今回『ひゃくえむ。』にて経田役として、その時諦めた陸上を生きられること、とても嬉しく思います。たった10秒。たった100m。シンプルで、⼀瞬で、残酷で、喜びに満ちた世界に生きる彼らの今です。お楽しみに。 ■石橋陽彩(森川役) 森川役の石橋陽彩です。原作に心を打たれ「絶対に出演したい」と思っていたので、決まったときは本当に嬉しかったです。森川は松坂桃李さん演じるトガシの大ファンという役柄で、実際に僕も松坂さんに憧れていたこともあり、掛け合いの際は感情を込めて演じることができました。白熱の陸上対決を、ぜひ劇場でご覧ください! ■杉田智和(尾道役) 夢や理想に向かって進む若者の直向きさと熱意を表現するのに、彼が個性ある彩りを添えられれば幸いです。よろしくお願いします。