望まない妊娠を防ぐために性行為後にのむ「緊急避妊薬」のジェネリック医薬品、「レボノルゲストレル錠 1.5mg『F』」について、富士製薬工業株式会社は25日、医師の処方箋なしで購入できる市販薬として販売するための承認申請をしたことを明らかにしました。申請は去年10月に行ったということです。 緊急避妊薬は、望まぬ妊娠を防ぐために女性が性交後72時間以内にのむもので、購入には原則、医師による診察が必要です。 一方で、海外では、緊急避妊薬が医師の診察なしで薬局で購入できる国が多く、日本でも状況を変えてほしいと求める声などを受け、2023年11月以降、一部の薬局で試験的に、薬剤師の説明を受けるなどの条件付きで医師の診察がなくても購入できるようになっています。 富士製薬工業株式会社によりますと、今回承認申請した「レボノルゲストレル錠 1.5mg『F』」は国内シェアのおよそ90％を占めるということです。 承認の時期はまだ決まっていませんが、今後承認されれば、医師の診察がなくても薬剤師に対面で指導を受ければ薬局で購入できるようになります。 緊急避妊薬をめぐっては、去年6月、「あすか製薬」が同じく医師の診察が不要な市販薬として販売するための承認申請を行っています。
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