新「ミドルサイズSUV」発売! “内外装デザイン刷新”×めちゃ便利な「インフォテイメントシステム」採用! “燃費&静粛性”の進化も魅力的! 熟成されたボルボ「XC60」の実力とは?【試乗記】

一部改良でより熟成された「XC60」  ボルボ「XC60」の現行モデルは、2017年に登場した2代目モデルで、8年にわたる長いモデルライフを誇ります。  それでもなお高い人気を維持し、ボルボの屋台骨ともいえるモデルです。 【画像】超カッコいい! これがボルボ新「ミドルサイズSUV」です!(30枚以上)  そんなXC60が2025年6月に一部改良を受け、さらに進化を遂げました。 2025年6月にマイナーチェンジされて熟成を重ねたボルボ「XC60」とは?  今回の改良で特に注目すべきは、インフォテインメントシステムの進化です。  センターディスプレイが9インチから11.2インチに大型化され、スナップドラゴンの高性能コンピューター基盤を採用したことで、操作性が大幅に向上し、快適な使い心地を実現しています。  システムにはGoogleのものが採用されており、シンプルで直感的なインターフェースが特徴です。  特にAndroidスマートフォンを使用しているユーザーにとっては、「使いやすい!」と感じること間違いなしのインフォテインメントシステムです。  メカニズム面でも進化が見られます。 「B5」パワーユニットはミラーサイクル化され、低負荷時の燃費が向上しました。  また、ピラーなどに遮音材が追加され、静粛性がさらに高められています。  インテリアではレザーフリー化が進み、エクステリアではグリルのデザイン変更やテールライトの細かな改良も施されました。 1番人気グレード「Ultra B5 AWD」の乗り味とは?  今回試乗したのは、上級グレード「Ultra B5 AWD」です。  日本市場で約6割のシェアを占めるこのグレードは、XC60の中で最も人気があります。 試乗では熟成されたモデルならではの奥深い魅力を感じられた  試乗全体の感想として、最初に「これはすごいクルマだ!」と強く印象に残るようなインパクトはないものの、乗るほどにじわじわとその良さが感じられる乗り味でした。  長年愛され、熟成されたモデルならではの奥深い魅力が感じられます。  最新のSUVと比較すると、乗り味にはほのかにクラシックな印象が感じられる部分もあります。  静粛性は向上していますが、最新のハイブリッドモデルや内燃機関モデルに乗れば、さらに穏やかな静けさを楽しめるでしょう。  また、振動の収束はややゆったりとした印象がありますが、最新モデルと比べると独特の味わいを感じさせる要素となっています。  これは各メーカーが新型モデルを出すたびに向上しているボディ剛性に起因するものと考えられます。  それでも、このクラスのSUVとしては軽快な乗り味が特徴で、他にはない魅力を持っています。  コーナリング時のフラット感はもう少し欲しいところですが、軽快なハンドリングはXC60ならではの強みです。  パワートレインは必要な場面で即座にトルクを発揮し、ワインディングではキビキビとした走りを見せ、実際の車体サイズよりもコンパクトに感じられるほどです。  ステアリングはパワーアシストがやや軽めですが、フロントタイヤからの情報が伝わりやすく、ワインディングではクルマとの対話がしやすいフィーリングでした。  全体的にソフトな乗り心地で、路面が荒れた状況でも不快感はなく、高速域でもサスペンションが柔らかすぎることで不安を感じることはありませんでした。  全速度域で快適な乗り心地を実現しています。 Googleを搭載したインフォテインメントシステムは、従来と比べて情報処理速度は2倍以上に進化している  特に印象的だったのは、進化したインフォテインメントシステムです。  筆者(西川昇吾)はAndroidスマートフォンを使用していますが、非常に分かりやすいインターフェースに改めて感銘を受けました。  目的地の設定や各種操作もスムーズで、ストレスフリーな使い心地です。  スマートフォンとの連携も直感的で、連携後の操作性も抜群です。  Androidスマートフォンユーザーであれば、このインフォテインメントシステムだけで購入を決める理由になり得るほど優れています。  最新のSUVと比べて乗ってみると、飛び道具や印象的なインパクトなどは感じられない雰囲気のXC60ですが、徐々に「いいなぁ、このクルマ」と思わせてくれる世界観となっていました。  使い勝手やコンフォート性能を中心に年々改良が続けられており、新しい物好きでなければ今から買っても損に思うことはないその雰囲気は、正に熟成という言葉が似合う1台。  ボルボの屋台骨として売れ続けている訳を再確認できた機会でした。

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