28日未明、神奈川県鎌倉市で水道管が破裂し、周辺の道路が一時冠水したほか、断水も続くなど市民生活に大きな影響が出ています。 28日未明撮影された映像では、坂道を覆い尽くすように大量の水が勢いよく流れているのが分かります。 警察などによりますと、28日午前1時ごろ、鎌倉市浄明寺で「道路の水道管が破裂して車道が水浸し」と110番通報がありました。破裂した水道管から水が噴き出し、県道や市道がおよそ100メートルにわたり一時冠水し、最大40センチほどの深さになったということです。 近くの住民 「夜トイレに起きて手を洗おうと思ったら、水道から（水が）出ないなというので、見に来たら滝のように道路一帯がなっていまして、交差点も水浸しで膝くらいまであったかな」 近くの住民 「土のう並べて一晩中、朝4時ぐらいまで。泥水が入ってきて大変だったんですよ。ここは普通、平らですよね。これ（アスファルト）が押されて持ちあがっちゃった」 また、市内のおよそ1万世帯で午後まで断水が続いたほか、影響で休業を余儀なくされる店もありました。 青果店の人 「隣もきょう（営業）やめたと言っていた。手が洗えないから。ハンバーグ屋さんも閉まっている。飲食店はやっぱり…。裏のそば屋さんも『きょうはやらないよ』と」 神奈川県によると、水道管の継ぎ手のボルトが腐食したのが原因とみられているということです。現在も水道水が濁った状態は続いているため、県は飲み水に使わないよう呼びかけていて、鎌倉市は現場周辺の小中学校などに給水所を設けています。
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