川崎市幸区に４月に開校した市立新小倉小学校の校歌を、児童と３人組女性バンド「ＳＨＩＳＨＡＭＯ」のボーカル・ギターで同市出身の宮崎朝子さんが一緒に作ることになった。 市が１８日、発表した。 同校は再開発による人口急増に伴い新設され、近隣の小倉小と東小倉小などから移った２〜６年生と今年入学した１年生、計５３５人が通う。 市教委によると、４月に６年生から「校歌を自分たちで作りたい」との声が上がり、地元ゆかりの音楽家などについて調べる学習が始まった。宮崎さんは、同区の市立川崎総合科学高校出身。児童らは宮崎さんに校歌作りを依頼する手紙を送り、宮崎さんは５月２７日に学校を訪れ、児童と交流。校歌作りを快諾してくれたという。 今後は６年生を中心に、歌詞に入れたい言葉のアンケートを行い、集まった言葉を宮崎さんが取り込んで作詞、作曲に取りかかる。校歌ができた後、全児童による練習を経て、１２月の開校記念式典でお披露目される予定だ。 宮崎さんは「生まれ育った川崎市に新しくできた小学校の校歌制作に携われるなんて、とても縁を感じたし、光栄。みんなで一丸となって作れる喜びを大切にしながら作っていきたい」とコメントしている。
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