駐車場に戻ったら「愛車がボコボコ」の悲劇… 「ドアパンチ」されるケースも 出先の駐車場でありがちな「当て逃げ」被害 どうやって防げばいいのか

駐車位置次第で確率は下げられる…かも  駐車場が狭かろうが、台数が限られていようが、クルマで行かざるを得ない場所や状況があります。日常生活において、スーパーやショッピングモールはその代表例です。  そして、駐車して用事を済ませてクルマから戻ってみると、そこには「ボコボコになった愛車が…」なんて悲劇も。 【画像】「えっ…」 これが「立体駐車場での事故事例」です 画像で見る(30枚以上)  駐車場内での事故は、どうやったら防げるのでしょうか。 立体駐車場の事故リスク、どうする?(画像はイメージです)  外出先における駐車場所選びは、ある意味「ギャンブル・賭け」です。もちろん、ほとんどの場合は、何ごともなく終わります。つまり無傷です。  しかしごくまれに、隣に停めていたであろうクルマのドアが当たってつけられた「ドアパンチ」や、非常に悪質なものになると「当て逃げ」に遭遇してしまうことがあります。筆者(松村透)も当て逃げされた経験があります。  あまりの衝撃に、目の前の現実を受け入れたくないという心理がどうしても働いてしまいます。  こうした悲劇を避けようがない部分はあるものの、あくまでも確率を下げるため、可能な限り安全地帯に駐車した方が、精神衛生上は落ち着いていられます。  まず、避けるべき駐車場所としては、「店舗や施設の入口付近」が挙げられます。  施設の駐車場に空きスペースがあれば、誰だって入口付近に停めたいはずです。わざわざ離れたところに停めて歩きたくない、というのが普通の考えです。  たくさんの荷物を抱えて、店舗の入口から離れた場所まで運ぶのは大変ですし、今の時期は汗だくになります。  そして考えることは皆さん同じで、空きスペースが出た瞬間に次に停めるクルマがやってきます。  入れ替わりでさまざまな大きさのクルマがやってきます。同時に、ドライバーの技量や周囲のクルマに対する配慮も人それぞれ。  悪気はなくとも、ちょっと大雑把な人ならば、ドアを開けた瞬間に隣のクルマについうっかり「ゴン」とぶつけてしまうこともあるのです。  なかには気づいていてもそのまま走り去ってしまうケースも。  もちろん、今ではドライブレコーダーの駐車監視機能があり、これを使えば現場を押さえられる可能性が高まりますが、示談交渉は面倒だし、できればトラブルが多そうな店舗や施設の入口付近は、避けておきたいところです。  次に、避けるべき駐車場所として「端っこ」が挙げられます。  角であればどちらかの隣は駐車される心配がないし、避ける必要はないと思われるかもしれません。しかしそれは、片側が壁や支柱などがある場合に限られます。  反対に駐車場内の通路に面した「端っこ」だとしたら…敷地内をウロウロするクルマがハンドルの切れ角を誤って、停めてあるあなたのクルマにぶつけてくる可能性があります。  その他、駐車スペースに対して斜めに停めているクルマの隣も避けた方が安心です。  よほど急いでいたのか、駐車が苦手なのかは分かりませんが、運転が雑である可能性が考えられます。  また、車体のあちこちが傷だらけだったり、凹んでいるクルマの隣も要注意です。 けっきょく「遠くの駐車スペース」が一番  では、どこに停めればいいのでしょうか。  やはりまずは、多くのクルマ好きがすでに実践しているであろう「店舗や施設の入口から離れた場所に駐車」です。 駐車場内のトラブルは極力避けたいもの(画像はイメージ)  ただ、これには盲点があり、何を血迷ったのか、わざわざ隣に停めてくる人がいます。これがいわゆる「トナラー」と呼ばれる人たちです。  空気が読めないというか、悪気はないにせよ、故意でやっていないこともあり、実にやっかいです。  もし、トナラーされていると気づいたら、駐車場にいったん戻ってきて移動した方がいいかもしれません。  ちなみに、筆者がよく実践しているのは「いかにもクルマ好きっぽい人の隣に駐車する」です。  相手からしたらトナラーになってしまうのでケースバイケースですが、例えばピカピカに保ったクルマやある程度クルマ好きから支持されているような車種ならば、お互いに暗黙の了解で、トラブルを回避しようと努めます。  その他、2階以上の立体駐車場であれば、屋上に近ければ近いほど停めるクルマが少なくなる傾向があります。  結論として、少しでも楽をしたいと思うドライバーの逆の心理を突いて、店舗や施設まで遠い場所など「ちょっと面倒な駐車スペース」を選ぶことで少しでも被害を回避できます。 ※ ※ ※  ただし、当て逃げやドアパンチを防げても、誰もいない駐車場では気をつけたいことがあります。  人の往来が少ない分、車上荒らしのリスクが高まります。ETCカードをはじめ、貴重品を車内に置かないよう、気をつけたいところです。  また、盗難が多発している車種であれば、なんらかのイタズラをされたり、あるいはクルマごと持っていかれる場合もあります。  駐車場を選ぶときは、こうしたさまざまなリスクを考えて、場所を選んでおきたいものです。

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