２戦連続で快音が出なかったドジャースの大谷は、得意としてきた６月を７本塁打で終えた。 １２本を放った昨年、１５本だった２０２３年に比べれば少なかったものの、今季は５月に１５本を量産し、ここまで２９本塁打はナ・リーグ単独トップ。２季ぶりに投手復帰を果たした一方で、打撃でも変わらぬ存在感を示している。 大谷は２７日のロイヤルズ戦で、２９号ソロと今季７本目の三塁打を放った。球団によると、シーズン前半戦で２９本塁打と７三塁打をマークしたのは、１９３２年のジミー・フォックス以来、９３年ぶり史上４人目の記録となった。１番打者で出続けていることもあり、得点数も両リーグ単独トップの８２をマークしている。 今月は１年１０か月ぶりに投手に復帰し、二刀流でのプレーが再開した。登板日は投打同時に出ているが、大谷は「バッティングとピッチング、それぞれ同じ日にやるけど、基本的には分けて考える」と、互いに影響はしないと説明する。 大谷がチームを引っ張るドジャースも好調だ。５３勝３２敗で、ナ・リーグ西地区では２位パドレスに７ゲーム差をつけて首位を独走している。大谷が投手として投げるイニング数を増やしていけば、さらにチームを後押しすることになるだろう。（帯津智昭）
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