これからの季節、気温も上がり、海やプールなど夏のレジャーを楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。海や川、プールなどで事故にあわないための講習会や訓練が開かれました。 「力、抜いておけば、浮くんで」 6月26日に行われた第九管区海上保安本部による訓練。 これから本格化するマリンレジャーでの事故防止のための知識や技能を身につけるために開かれたもので、海上保安官7人が参加しました。 訓練では救命胴衣の効果や、誤った着用をしたときの危険性を体験・・ 正しく着用しないと少し動くだけで沈んでしまいます。 第九管区海上保安本部によると、去年1年間、県内でマリンレジャーなどを含む「海浜事故」では7人がなくなりました。 そのうち6人が救命胴衣をつけていなかったということです。 この日の訓練ではボードの上に立ってパドルをこぐSUPやカヤックも体験しました。 手軽に始められるととでここ数年で流行しているSUP 落ちてしまうとボードの上に戻るのは海上保安官でも一苦労です。 記者も体験しましたが。 記者 「大変ですね、上がるのが。海だと足がつかないとなると、なおさら大変かなと思います」 海で行う場合は、波や風の影響を受けるためさらに危険があるということです。 第九管区感情保安本部　安全対策課　四柳完係長 「レジャーを楽しむ前提として安全・安心であることが大前提だと思っております。そういったところを確実に守ったうえで、確保したうえでレジャーを楽しんでもらえればと思っています 一方、28日に開かれたのが、一般の人を対象にした水上安全講習会。 親子連れなどおよそ20人が参加し、服を着た状態で海や川に落ちた状況を想定し、力を抜いて水面に浮かぶ泳ぎ方や浮力のあるもの利用して浮く方法などを学びました。 講師を務めた海上保安官は服を着たまま水に落ちた場合は、「落ち着いて 浮いて待つ」ことなどを伝えていました。 参加者 「（水に落ちたら）浮くことに集中して人が来たら助けを呼ぼうと思いました」 「服を着て水の中に入る経験がないので、入ってみると、意外と動きずらいとか、出た後すごく服が重いとかいい経験できた」 まもなく本格化する夏のレジャーシーズン。事故なく楽しむための準備が進められています。