子どもの貧困解決などに取り組むNPO法人「フローレンス」は2日、フードバンクの団体などと協力して、全国の困窮する子育て家庭1万2000世帯に政府備蓄米あわせて12トンを届ける大規模な食糧支援を行うと発表しました。 届ける食糧は農林水産省がフードバンクなどに無償交付している政府備蓄米のほか、企業から寄付されたレトルト食品などを活用するということです。 団体によりますと、物価高や米の価格高騰により生活が厳しくなったと訴える子育て家庭は爆発的に増えていて、「コロナのときより今が一番苦しい」といった声も聞かれるということです。 給食がなくなり、学校による見守りもなくなる夏休み期間には子どもたちの栄養や家庭の安定が一層脅かされるとして、今月から来月末にかけて食糧支援を行うとしています。 団体は「全国の困窮家庭に十分な食糧支援を実施するにはまだ食材などが足りていない」として、継続的に支援を続けられるよう、企業などには寄付をお願いしたいとしています。
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