鹿児島県のトカラ列島近海では先月から非常に活発な地震活動が続いていて、2日は最大震度5弱の揺れを観測する地震が2回発生しています。 気象庁は2日夕方、会見を行い、地震が発生している周辺地域の過去の地震活動は継続期間がそれぞれ異なるため今回の一連の地震活動が「いつ終わるのか、いつ頃減ってくるのかは分かりません」と説明しました。 また、2021年12月にまとまった地震活動がおきた時には最大震度5強を観測する地震が発生したということで「同じ程度の揺れがあるものと想定しておいてほしい」と注意を呼びかけました。 一方、今回の地震と火山活動との関連は分かっていないとしたほか、想定される南海トラフ巨大地震への影響については「おそらくないと思う」と述べました。 トカラ列島近海では2日午後3時26分ごろ、最大震度5弱を観測する地震があり、気象庁は当初、この地震の規模を示すマグニチュードを5.5、震源の深さを10キロと発表していましたが、その後精査し、マグニチュードを5.6、震源の深さを1キロとそれぞれ修正しました。 気象庁によりますと、先月21日から今月2日午後4時までに震度1以上を観測する地震は911回観測されているということです。（速報値）
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