新車262万円! ホンダ「“3列6人乗り”小型ミニバン」なぜ大人気? “ちょうどいいサイズ”で車内広すぎ! 最新パワトレ搭載で「静かでスムーズ」になった「フリード」に注目!

“ちょうどいいサイズ”で車内広すぎ! 「2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー」に輝き、順調なセールスを記録しているホンダ「フリード」。  2025年5月の登録台数ランキングは5位となっており、上位のトヨタ「ヤリス」や「カローラ」の台数がSUVモデルなど複数のボディの合算で集計されていることを考えると、フリードはトップクラス並みに売れている超人気車といえるでしょう。 室内広い「フリード」 【画像】超カッコいい! これがホンダ「“3列6人乗り”小型ミニバン」です!(30枚以上)  もっともフリードが人気なのは、現行モデルに限ったことではありません。2008年に登場した初代は60万台近くを売り上げ、2016年に2代目へとモデルチェンジすると、2021年には累計100万台を突破。  2024年6月に3代目となる現行モデルが登場する前には、駆け込みで2代目を購入するファンも少なくなかったそうです。  そんなフリードですが、なぜ3代続けてヒットモデルとなったのでしょうか。それぞれのモデルに乗るフリードオーナーに、選んだ理由やお気に入りのポイントなどについて聞いてみました。  初代のハイブリッド車に新車から乗り続けているSさん(50代男性・関東在住)は、次のように話します。 「親子4人で乗ることが多いのですが、たまに祖父母も乗せることがあるため3列シートが必要だったんです。  でも、当時はまだ子供が小さかったのでそこまで広い必要もなく、それより妻も運転することがあるので運転しやすい、あまり大きすぎないクルマがいいだろうとフリードを選びました」  初代フリードのボディサイズは、全長4215mm×全幅1695mmとコンパクトカーよりわずかに長い程度。世代を重ねるごとに拡大されているものの、全幅は一部グレードを除いて基本的に変わらず、2代目は全長4265mm、現行の3代目は4310mmと扱いやすい大きさにとどめています。  全長と全幅がコンパクトなぶん居住性を高さで稼いでいるのは3世代共通。どのモデルでも、オーナーからは「手ごろなサイズのだけど居住性は十分以上」や「3列シートのクルマなのに取り回しが良くて運転しやすい」といった声がSNS上で寄せられています。  前述のように、2008年に登場し順調にセールスを伸ばしたフリードは、8年後の2016年に初めてのフルモデルチェンジを実施。洗練されたエクステリアを採用しつつ、室内はさらに広くなり使い勝手も向上。パワートレーンはより効率的なものへと改められました。  注目は安全運転支援システム「ホンダセンシング」の搭載で、これが決め手で2代目を購入したという声も少なくありません。  購入の動機について話してくれたTさん(30代男性・関東在住)も、そうしたオーナーのひとり。趣味のキャンプの道具を運ぶのにフリードを利用するそうで、往復の運転はできるだけ気を使いたくないといいます。 「自分が買った2代目の前期型は、ホンダセンシングの有無はグレードによりました。同等グレードでの装着車と非装着車の価格差は10数万円でしたが、今と違って当時は上級モデルの装備でしたから、思わず『安い!』と飛びついてしまいました」  2代目の後期型から、全車標準装備となったホンダセンシングは、現行モデルでさらに進化。「ACC(アダプティブ・オート・クルーズ)」は渋滞追従機能付きになり、ノロノロ運転時のハンドル操作をアシストする「トラフィックジャムアシスト」も搭載されています。  渋滞時の負荷が軽減され、現行モデルのオーナーからは「高速道路ではほとんど自動運転みたいで楽チン!」といった満足の声が多いようです。  そんな3代目にあたる現行モデルが登場したのは2024年のこと。販売の主力となるハイブリッド車のシステムが、モーター主役でエンジンがサポートする「e:HEV」へと改められました。  多くのシチュエーションにおいてEVモードで走行することもあり、ネットでは現行モデルに対して「静かでスムーズ」というコメントが多数。また、初代や2代目から乗り換えたオーナーからは「旧型より乗り心地が良くなった」など、パワートレーンも含めて快適性の向上を歓迎する声が目立っています。 ※ ※ ※  フリードは扱いやすいサイズと十分な車内空間、過不足ない動力性能を持つコストパフォーマンスに優れた、あらゆる面で「ちょうどいい」クルマです。  モデルチェンジや時代にあわせて「ちょうどいい」をアップデートしているのが、人気を維持し続けている理由でしょう。  価格(消費税込)は262万3500円から360万2500円です。

もっと
Recommendations

パトカーの「トランク」何が積んである!? 「超頑丈なタテ」「AED」も装備で「もはや走る要塞」? 荷台に積まれた「専用装備」の種類と使い道は?

あらゆる事態に対応する「パトカー」の装備市民の安全を守るため、…

【ルノー姉妹車のミドルSUV】三菱、新型SUV『グランディス』を欧州で公開

欧州向けに『グランディス』が復活三菱は7月2日、欧州市場向けの新型…

ホンダ “新型”「“後輪駆動”SUV」がスゴイ! 斬新「カミソリの刃」デザイン光る「H」エンブレム採用の「P7」が話題に! 熱望の声集まる全長4.7m級の中国の新モデルとは

ホンダの新型「後輪駆動SUV」に「欲しい!」と反響多数ホンダと広州…

僕が「工具」を愛する理由 クルマとは異なる満足感 英国記者の視点

自分で手を動かす喜び(クルマを直せるわけではない)クルマの話もす…

イタリア市場限定!ポルシェ・イタリアの設立40周年を記念した、フェラガモとのコラボレーション特別車両が登場

イタリアにおけるポルシェ市場を牽引してきたポルシェ・イタリアは、…

スバル「めちゃ小さいSUV」実車公開! 全長4m切りの「“超”コンパクトサイズ」なのに室内&荷室は“めちゃ広い”!? リッター「28キロ」の超低燃費モデルもある「レックス」がスゴかった

タフなルーフラックもさまになるアウトドアテイストの「レックス」が…

最上級は1000万円超え!? トヨタの「最強高級ミニバン」が凄い! 「画期的なシステム」特徴は? 「アルヴェルPHEV」発売から半年の現状は

トヨタ、日本初のミニバンPHEV発売から約半年どんなクルマ?高級…

スズキ新型「DR-Z4S/SM」正式発表! 名車のDNAが宿る「オフロード&スーパーモタード」がスゴい! 新世代「大型バイク」約193万円で台湾で発売!

名車のDNAが宿る「オフロード&スーパーモタード」スズキの台湾法人…

アルファード/ヴェルファイアの生産をいなべ工場から田原工場への移管を決定

トヨタ車体は2025年6月27日、ハイエースなどの商用車領域の競争…

24歳男「奈良漬けを食べた」と供述… 飲酒運転で逮捕! 「本当に漬物だけで?」検挙される? 元警察官が解説

男は警察に対し「奈良漬けを食べた」などと話し、飲酒を否定したという

loading...