■MLB　ドジャース 5xー4 ホワイトソックス（日本時間3日、ドジャー・スタジアム） ドジャースが逆転サヨナラ勝利を飾り、3連勝。2点を追う9回裏、無死満塁のチャンスで大谷翔平（30）の第5打席を迎えると、大谷は一ゴロも三塁走者が生還して3-4。続くM.ベッツ（32）が同点の犠牲フライを放ち、大谷が二盗を決めると、最後はF.フリーマン（35）がサヨナラ打をライトに放ち、大谷が劇的ホームイン。 前日に日本人初の5年連続30号をマークした大谷。この日は5打数1安打で2戦連発ならずも5月21日以来38試合ぶりの盗塁をマークし、最後は逆転サヨナラ勝ちに貢献した。 先発のC.カーショー（37）は6回9安打4失点も、メジャー史上20人目の通算3000奪三振を達成した。 この日は前日にメジャー自己最多の8勝目を挙げた山本由伸（26）のボブルヘッドデー。試合は先発のカーショーが立ち上がりに1点を失い、いきなり追いかける展開となった。その裏、大谷の第1打席は初対戦となったホワイトソックスの先発、B.アイサート（27）に対しスライダーを詰まらせ一ゴロ。その直後、MLBオールスターの先発野手に選出された3番・W.スミス（30）がソロ本塁打を放ち同点とすると2回には先頭のA.パヘス（24）が初球を打ってセンターへの本塁打で2ー1とリードした。 しかし3回にカーショーが打ち込まれ2ー4と2点差で再び追いかける状況に。大谷の第2打席はS.バーク（25）に対し1ボールからの2球目、フォーシームを振り抜くも三飛。2点差のまま5回の第3打席はフルカウントからフォーシームに差し込まれ遊飛とここまで無安打に抑え込まれた。 マウンドに立ち続けるカーショーは6回、V.キャプラ（28）から見逃し三振を奪い通算3000奪三振を達成。6回9安打4失点ながらもメジャー史上20人目となる偉業に会場は大歓声に包まれた。 7回からは2人目・L.トリビノ（33）が登板し無失点に抑えるとその裏、先頭のT.エドマン（30）が二安打で出塁、1死一塁から大谷に打席が回った。大谷は2ボール1ストライクからの4球目、フォーシームを弾き返しこの試合初安打となる右前安打で繋いだ。しかし後続が倒れ得点を挙げることができず好機を活かせなかった。 2ー4のまま迎えた9回は、M.コンフォート（32）がヒットで出塁すると、T.エドマン（30）、キム・ヘソン（26）が連続四球で無死満塁のチャンスを作った。ここで大谷が打席に立ち、本拠地スタジアムは大フィーバー。だが、3球目を打ってボテボテの二ゴロも三塁走者が生還し1点差に。さらにベッツがレフトへの犠牲フライで4-4の同点に追いつくと、スミスの打席で大谷が二盗を決め、スミスは四球で2死一・二塁に。ここでワールドシリーズMVPのフリーマンが初球を振り抜くと、打球はライトへの劇的サヨナラヒットとなり、大谷がサヨナラのホームを踏んだ。