なぜ…?「停止線のかなり手前」に止まるクルマの“謎”!「スペース空けすぎ…」「前に詰めて!」と気になるけど理由があった! 一方で「信号が変わらなくなる」トラブルも!?

なぜ…?「停止線のかなり手前」に止まるクルマ  信号待ちをする際に時折見られる、「停止線のかなり手前」に止まるクルマ。  後続車の中には「もっと交差点に近付いてもいいのに…」と思う人もいるでしょう。 【画像】「えぇぇ…!?」 これが「停止線のかなり手前」に止まるクルマです!(17枚)  では手前で止まるドライバーは、一体どのような意図でこのような行為をしているのでしょうか。 なぜ…?「停止線のかなり手前」に止まるクルマ(画像はイメージ:photoAC)  まず理由として挙げられるのは、「右左折してくる大型車両のため」と、「後ろから追突された場合に目の前の横断歩道を渡る歩行者を轢かないため」、そして「自分のクルマの大きさが把握できていないから」の3つです。  まず、トラックやバスといった大型車両は、左折時に軌道が大きく外側にふくらんで対向車線にはみ出る可能性があります。  そのような状況に備えて停止線手前のスペースを空けておけば、大型車両と信号待ちのクルマが接触することなく、スムーズに曲がれるでしょう。  実際に大型車両を運転するドライバーからは、「こういった気遣いはとてもありがたい」、「停止線の1m手前を空けてくれるだけでも助かります」といった感謝の声が上がっています。  2つ目の理由は、万が一に追突されてクルマが前に押し出されてしまった場合、目の前の横断歩道に歩行者がいたとしても、歩行者に届かない範囲で止まることができるだろう、という考えです。  これら2つの理由はドライバーの配慮によるものですが、その一方で「クルマの前方感覚がつかめない」、「どんなに詰めたつもりでもクルマの前に1.5mから2mぐらい空いてしまう」という意見も見られます。  また、車両を感知して信号を切り替える「感応式信号」の交差点の場合には、停止線から大幅に手前に停車してしまうと、センサーがクルマの存在を感知できないため、いつまで経っても信号が切り替わらなくなることもあります。  そのため、不必要に停止線から距離を空けすぎる停車方法は推奨されるものではないことにも注意が必要です。  地域によっては、感応式信号のセンサーが感知する範囲を道路上に〇や□の印で表示している場合もありますが、運転免許技能試験でも「停止線からおおむね2m以上手前で停止した場合」は減点対象となることが公表されているように、感応式信号がない場所でもやはり推奨される行為ではないのです。  また国土交通省の資料では、停止線の位置について「交差道路側の右左折車の走行に支障を与えない位置に設置する」と記載されています。  つまり本来なら停止線は、大型車両であっても支障なく通行できる場所に設置されていて、基本的に対向車がスペースを空けておく必要はないということです。  とはいえ、道路の幅や形状によっては大型車両の通行しにくい道路があるのも事実。  そのため、ドライバーは日ごろから停止線の直前で停止する運転を心がけて、大型車両の交通量が多い交差点においては2mを超えない範囲でスペースを空け、また感応式信号が設置されている場所ではセンサーに感知される位置に停車するといったように、臨機応変な対応ができると良いでしょう。

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