女子100m障害、田中佑美が2位と0・003秒差で制す…「競り合う中で自分の走りできた」

 9月の世界選手権東京大会の主要選考会を兼ねる陸上の日本選手権(読売新聞社後援)は6日に国立競技場で最終日が行われ、女子100メートル障害決勝はパリ五輪代表の田中佑美(富士通)が12秒86で、2位の中島ひとみ(長谷川体育施設)との同タイム着差ありの大接戦を制して初優勝した。  1、2位の差はわずか1000分の3秒だった。日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)が12秒93で3位。いずれも世界選手権参加標準記録(12秒73)には及ばなかった。  12秒台の記録を持つ選手がそろい、あまりの接戦に、レース直後には記録発表が混乱した。優勝者は最初に田中と発表されたが、中島に訂正され、その後に再び田中の優勝として最終的に確定した。  記録確定を待つ間、ファイナリストの8選手がフィールド上で車座に座って笑顔で健闘をたたえあう場面も見られた。田中はテレビ局のインタビューで「競り合う中で自分の走りができたことがうれしい。世界選手権に近づくことができたが、私はまだ(福部)真子さんのような記録が出せていないので、記録の向上を狙っていきたい」と話した。(デジタル編集部)

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