日本陸連は７日、９月の世界選手権東京大会のトラック、フィールド種目の代表９人を発表した。 女子やり投げの２０２３年ブダペスト大会覇者でパリ五輪金メダルの北口榛花（ＪＡＬ）は記者会見で、「世界陸上で１番を取る喜び、良さは自分が一番分かっている。また金メダルを取れるように準備をして臨みたい」と２連覇への意欲を語った。 ６日まで行われた日本選手権は右肘の炎症で出場を回避したが、「痛み自体はなくなってきている」と説明。投てき練習はできていないものの、トレーニングは再開し、課題の下半身強化に取り組んでいるという。 実戦を重ねて調子を上げていくタイプ。「本音は世界陸上の前に試合をしておきたい」とし、８月２０日にスイスで開催される大会で復帰する計画を明かした。 男子１１０メートル障害でパリ五輪５位入賞の村竹ラシッド（同）は今後も海外遠征を控えており、「本番へまだまだ時間がある。万全の状態でパフォーマンスができるようにしたい」と意気込みを口にした。 日本選手権で優勝して内定した選手も登壇。女子中長距離２種目で代表入りした田中希実（のぞみ）（ニューバランス）は、「地力の確認ができた大会になった。本腰を入れてトレーニングし、しっかり２種目で勝負できるようにしたい」と誓った。 世界ランキングなどを基に選ばれる代表は、９月１日以降に発表される。今回発表された代表は次の通り。 【男子】▽２００メートル 鵜沢飛羽（ＪＡＬ）▽１１０メートル障害 村竹、泉谷駿介（住友電工）、野本周成（愛媛競技力本部）▽４００メートル障害 井之上駿太（富士通）▽３０００メートル障害 三浦龍司（ＳＵＢＡＲＵ）▽やり投げ 崎山雄太（愛媛競技力本部） 【女子】▽１５００メートル 田中▽５０００メートル 田中 ▽やり投げ 北口
