今年5月、大阪府羽曳野市で道路をふさぐように張られていたロープで、自転車の男性が転倒する殺人未遂事件がありました。逮捕されたのは、アルバイトの23歳の男。防犯カメラが、犯行の一部始終をとらえていました。 ◇ 大阪府羽曳野市の住宅街。事件が起きたのは今年5月です。 道路に張られたロープに、自転車に乗っていた大学生が引っかかって転倒し、後頭部を打撲するなどしました。 張られていたのは、太さ6ミリのナイロン製ロープ。近くの駐車場にあったものが使われたといいます。 住宅街で起きた殺人未遂事件。その“一部始終”を防犯カメラがとらえていました。 駐車場から現れた男がフェンスにロープをくくりつけようとしますが、人の気配を感じたのか一度その場を離れます。 自転車が通り過ぎると、再び現場へ。ロープを地面から拾い、70センチほどの高さで道路に張りました。そして、約30秒後。 被害者 「痛っ。何これ」 ロープに引っかかった自転車。運転していた大学生が、後頭部などを強打しました。 ロープは道路を通ろうとした車の運転手らが取り外すまで、約5分間、張られ続けていました。 殺人未遂と往来妨害の疑いで逮捕されたのは、松見優希容疑者（23）。現場に隣接する藤井寺市在住です。警察の調べに対し「殺意の認識はありませんでした」などと容疑を否認しているということです。 大学生が引っかかるまで、現場近くで様子を見ていたという松見容疑者。大学生と面識はないとみられ、警察が動機やこの道路を選んだ狙いなど詳しく調べています。
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