兵庫県三田市のコメについて「まずい」などと発言した、新潟県上越市の中川幹太市長。先ほど会見を行い謝罪しました。 上越市・中川幹太市長 「三田市、ならびに三田市民の皆様、関係者の皆様に大変ご不快な思いをさせてしまったこと、また多大なるご迷惑をおかけしてしまったことに、心から深くおわび申し上げます。誠に申し訳ございません」 神妙な面持ちで兵庫県三田市や三田市民に向けて謝罪した新潟県上越市の中川幹太市長。 1日、中川市長は、市役所で歓談中に、高校時代に住んでいた兵庫県三田市のコメについて「まずい」などと発言。 さらにその2日後、市内で、学生への講演中にも—— 上越市・中川幹太市長 「あまり言ってはいけないが、あまりおいしくない」 三田市の田村克也市長は、8日、「今回の発言はふるさと三田を侮蔑する倫理観に欠けるもの」などとして中川市長に抗議状を送りました。 上越市・中川幹太市長 「三田市について不適切・不見識な表現を用い、侮蔑に当たるような発言をしてしまったことは弁明の余地もございません。昨日、謝罪状をもっておわび申し上げたところ。可能であれば発言を撤回させていただきたいと考えています」 これまでも失言と謝罪を繰り返してきた中川市長。3年前には「直江津には商店街がない」と発言し、その後、謝罪。 さらに去年6月、市議会で工場誘致に関して次のように答弁しました。 上越市・中川幹太市長（去年6月） 「基本的には高校を卒業したレベルの皆さんに働いていただくことになりますので、頭のいい人だけが来るわけではないということを前提としなければいけない」 学歴差別ともとれるとして批判の声が上がり、中川市長は発言を撤回し、謝罪しました。 今回の発言をめぐって、自らの進退については—— 上越市・中川幹太市長 「私のことについてはまだ思いが至っていない」 三田市への謝罪が最優先だとして、ことし10月に行われる市長選挙に立候補するかどうか明言を避けました。