10日、関東では記録的短時間大雨情報が相次いで発表され、埼玉県で高齢者施設が床上浸水するなど、各地で被害がでています。マンホールから水が噴き出し、被害が続いている横浜市の現場から伝えてもらいます。 通報から4時間弱がたった現場には、いまも規制線がはられていて、道路を見てみますと横断歩道のすぐそばなんです。分厚いアスファルトが隆起したままの状態になっていて、くだのようなものもむき出しになっています。その手前にはマンホールのふたが吹き飛ばされたままの状態になっています。 ——けが人などはでなかったんでしょうか。 警察によりますと、けが人はいなかったということなんですが、水が噴き出したことで、近くの乗用車3台のフロントガラスが割れる被害がありました。現場は横浜市営地下鉄・グリーンラインの高田駅の前にある交差点です。 このすぐ目の前にはスーパーがあります。入り口の付近を見てみますと、地面にはアスファルトの破片とみられるものもたくさん散らばっていて、水が噴き出した衝撃の強さがわかります。スーパーも先ほどまで営業をしていまして、多くの人が復旧作業を見守る様子もありました。 ——11日以降どうなるんでしょうか。 近隣住民の方に話を聞くと、この道路は比較的最近できた道路だということで、この時間でも多くの車が行き来する様子があります。また、通勤などで多くの人が利用する生活道路だということですが、消防によりますと、いまも復旧の見込みはたっていないということです。 10日、関東各地を襲った雨はピークを越えましたが、明け方まで引き続き、雷雨となるおそれがあります。11日は気温も下がる予想ですが、10日に大雨となった場所では、引き続き、土砂災害や低い土地の浸水などには注意が必要です。
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