【サンフランシスコ＝帯津智昭】米大リーグは１３日、前半戦が終了した。 　ドジャースの山本はジャイアンツ戦で先発し、７回無失点と好投したものの勝敗はつかなかった。チームは延長戦の末に５—２で勝ち、５８勝３９敗のナ・リーグ西地区首位で折り返した。カブスの今永はヤンキース戦に先発し、７回１失点で６勝目を挙げた。４—１で勝ったカブスは、５７勝３９敗でナ・リーグ中地区首位に立っている。 　１２日はドジャースの大谷がジャイアンツ戦に先発投手兼１番指名打者で出て、投手復帰５戦目で最長の３回を投げて１安打無失点。エンゼルスの菊池はダイヤモンドバックス戦で４勝目を挙げた。 山本由伸、立て直す…防御率はリーグ５位 　ドジャースの山本はジャイアンツ打線を散発３安打に抑え、三塁を踏ませなかった。１回を投げきれずに５失点で降板した前回登板から立て直し、７回無失点。スプリットで見逃し三振を奪うなど制球も良く、「しっかり腕を振って投げられた」と手応え十分だった。前半戦を終え、防御率２・５９はナ・リーグ５位につけた。初選出された１５日のオールスター戦では登板しないことが決まっている。「投げられたら、もちろんうれしかったけど、色々と楽しみがたくさんある」と語り、他チームの選手たちと交流できる機会に胸を躍らせていた。（帯津智昭） 小笠原はマイナー降格 　米大リーグのナショナルズは１３日、小笠原の傘下３Ａロチェスターへの降格を発表した。小笠原は６日にメジャー初登板を果たし、２度目の先発となった１２日のブルワーズ戦で４回３失点。２試合で０勝１敗、防御率９・４５だった。 ジャッジが最速３５０本塁打 　 　米大リーグ・ヤンキースのジャッジが１２日のカブス戦で今季３５号２ランを放ち、通算３５０本塁打を達成した。出場１０８８試合目での到達はメジャー史上最速。従来の記録は、マグワイア（アスレチックスなど）の１２８０試合目だった。（ニューヨーク　平沢祐）