岐阜県内は１４日夜から１５日朝にかけて大雨や突風に見舞われ、岐阜市内では民家など計２４棟の屋根瓦がはがれるなどの被害が発生した。 岐阜地方気象台は１５日、同市城田寺などで起きた突風は「竜巻」の可能性が高いと判断し、強さは風速毎秒約３５メートルと推計した。 突風被害を受け、同気象台の職員が１５日、現地を調査。突風発生時に活発な積乱雲が付近を通過中で、ゴーという特徴的な音がしたという複数の証言などから、同市城田寺から上城田寺にかけて生じた突風は竜巻の可能性が高いと判断した。 自宅の車庫の屋根が近くの空き家まで吹き飛ばされた同市のパート女性（４８）は「電気がついたり消えたりした。自宅も揺れ、耳鳴りがした。午後１０時頃に近くに住む母に『屋根が飛ばされている』と言われた」と驚いていた。 県災害情報集約センターの１５日午後１時時点のまとめなどによると、岐阜市内は電線が切れたり、電柱が折れたりし、１４日深夜から３０分以上にわたって約４７０戸が停電。県内では小学校、中学校、高校の計２６校が臨時休校となった。
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