「クルマが踊ってる!?」 運転席にある「謎のボタン」押したら何が起きる? 効果も存在も「知らない人」多すぎ! みんな意外と知らない「使い道」とは!

運転席にある「謎のボタン」押したら何が起きる?  クルマのインパネなど、運転席まわりには様々なレバーやボタンが備わっていますが、中にはあまり使い方の知られていない「謎のボタン」も存在。    その代表と言えるのが、「クルマが踊っているようなイラスト」が描かれたボタンです。  これは一体どのようなシーンで使用するボタンなのでしょうか。 運転席にある「謎のボタン」押したら何が起きる? 【画像】「えっ…!」 これがスイッチを「OFF」にする場面です(14枚)  この一見すると“クルマが踊っている”ようなボタンの正体は、「車両の過度な挙動を抑える機能」をオフにするというもの。  機能の名称はメーカー各社によって異なり、トヨタであれば「VSC(ビークルスタビリティコントロール)」、ホンダなら「VSA(ビークルスタビリティアシスト)」、日産は「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)」などと呼ばれています。  一例として、ホンダのVSAの機能を詳しく紹介すると、「車輪がロックするのを防止するABS(アンチロックブレーキシステム)」と「滑りやすい路面でのタイヤの空転を抑えるTCS(トラクションコントロールシステム)」、そして「横滑りを抑制する機能」が一体となっており、作動中は急ハンドルや急ブレーキ時でも車両の動作が安定するようにシステムがサポートしてくれるのです。  他メーカーのシステムも、名称は違うものの機能は同様で、旋回時や滑りやすい路面を走行する際にクルマの挙動を安定させてくれます。  そしてこれらの安全装置は、空調や曇り取り(デフロスター)などとは異なり、基本的にクルマが稼働している最中には常に作動しているのです(ボタンがONの状態)。  つまり、機能を意図的に切る(ボタンをOFFにする)ことは特殊な状態といえるため、ボタンにも「ON」ではなく「OFF」と書かれています。  そうなると疑問に思うのが、「なぜこの安全機能を意図的にOFFにする必要があり、そのためのボタンがあるのか」ということ。  この疑問について、自動車ディーラーの販売スタッフに質問したところ、以下の回答がありました。 「VSCやVSAなどは安全に運転するための機能ですので、通常のクルマの使用環境であれば、基本的にOFFにすることはないでしょうし、推奨されません。  しかし、『雪道』や『ぬかるんだ泥道』にタイヤがはまり、クルマが動けなくなったような状況では、この安全機能がエンジンの出力やタイヤの動きを極端に規制してしまうので、路面にクルマのパワーを上手く伝えられないこともあります。  そのような万が一のシーンにおいては、この機能を意図的にOFFにすることで、脱出しやすくなるのです。  ただし安全のためにも、ぬかるみなどを脱出した後は、再び機能をONにすることを忘れないようにしてください」  このように非常に稀な状況ではあるものの、ときには機能をOFFにする必要もあるため、手動でOFFに切り替えられるボタンが設置されているということでした。  とはいえ先述のように、VSCやVSAといった機能はクルマの過度な挙動を抑えて安全に運転するために役立っているので、普段の運転において、あえてOFFにすることは滅多に無いでしょう。  しかし、もし雪道や悪路の走行でタイヤが動かなくなるなど、特定のシチュエーションに遭遇したときのためにも、必要に応じてOFFにすることも覚えておいた方が良さそうです。

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