厚生労働省は、大手建材メーカー「旭化成建材」がアスベストを含まないとして過去に製造販売していた製品にアスベストが含まれていたとして、11日、国内の建設事業者を束ねる複数の団体に対して、曝露の防止を徹底するよう指示していたことがわかりました。 厚労省によりますと、旭化成建材が1971年〜1996年と1984年〜1996年に製造・販売していた外壁用耐火材に使用していた接着剤の一部にアスベストが含まれていて、含有量は接着剤の重量の3％だということです。現時点で、曝露などの被害は確認されていないということです。 厚労省によりますと、この製品に使用されているアスベストは飛散性はなく、直ちに曝露する可能性は低いということですが、建物の解体時などに危険が伴う可能性があるとして、注意喚起しています。 旭化成建材は11日付で資料を公表し、謝罪した上で、製造・販売当時は関連法令に違反するものではなかったとし、現在は販売していないとしています。 また、自社が製造や販売する製品にアスベストの含有は一切ないとウェブサイトに記載していましたが、これが誤りだったとして訂正しています。
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