大谷翔平へ「握手しに行かないと」 超新星から丁重な挨拶…5年間で変わった“周囲の目”

前日会見ではホームランダービーのルール変更案を求められる  夢の舞台でも“大人”の打撃だった。初回先頭、ドジャースの大谷翔平は左腕タリク・スクーバル(タイガース)の外角低めへ逃げていくスライダーに中前へ打ち返した。オールスター2年連続安打。シーズンさながらの打撃だった。 「なんとかバットに当てていいヒットだったと思います。自分としては三振かホームランくらいの気持ちでいこうと思っていた。渋いヒットになりましたけど、良かったかなと思います」  昨年は自身初の球宴本塁打。この日2年連続で本塁打を放てば、1995、1996年のマイク・ピアザ(ドジャース)以来29年ぶりの快挙だった。アーチの期待を抱かせたのは、2回2死一塁の第2打席。左腕ロドンの4球目、甘く入った高めスライダーを強振した。 「だいぶフックしていたので。最初はホームランのアレ(軌道)でしたけど、切れていくのが見えたので」。右翼ポールの右側をライナーで襲う大ファウル。その後、5球目で一ゴロに。苦笑いを浮かべてベンチへ戻った。  5年連続のオールスター。名実ともに球界の顔となった。ナ・リーグのクラブハウスでは、新人ジェイコブ・ミジオロウスキー(ブルワーズ)から挨拶を受けた。この日、最速102.3マイル(約165キロ)の剛速球を投げた23歳は「カーショーと話している時に『見てごらん』と言われたんだ。ショウヘイがいたから握手をしに行かないとって思ったんだ」。MVPを争う23歳のピート・クロウ=アームストロング(カブス)は、初めて同僚として接した大谷に感銘。「ベンチでは普通のやんちゃな子のように振る舞って周囲を和ませてくれた」。チームリーダーぶりに感激していた。  今回の前日会見ではホームランダービーのルール変更案をメディアから求められた。昨年までは大谷個人のことを問われることが専らだったが、球界全体について発信する立場に。他球団の選手はもちろん、周囲の目は変わってきている。 「練習というよりはいろんな人としゃべれたのはまず(良かった)。画面でしか見てなかった人たちと交流することによって、こういう性格だろうなというのを把握できた。いい時間を過ごせたと思います」。後半戦開幕となる18日(同19日)の本拠地・ブルワーズ戦まで2日間の休養日を挟む。「家でゆっくり過ごそうかなと思っています」と英気を養い、勝負の後半戦へ備える。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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