JAF、冠水時のリスクを検証した動画を公開。冠水路を走る危険性とは?

JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、近年相次ぐ豪雨や冠水による被害を受け、事故などを未然に防ぐことを目的として冠水路の危険性や、いざという時の脱出方法について検証、解説した動画をJAFウェブサイトとYouTubeチャンネルにて公開した。 【動画】道路冠水時、車両の走行性能・安全性は?~冠水路に見立てたコースを各車両で走行検証~【JAFユーザーテスト】 近年、日本では台風や豪雨などによる道路冠水被害が増加している。2019年の台風19号により、関東地方では首都高速道路のアンダーパスや都心部の地下道が冠水し、車両が立ち往生する被害が相次いだ。特に電気自動車やハイブリッド車の普及が進むなか、道路冠水時におけるこれらの車両の走行性能や安全性について、ガソリン車も加えて水深30cm、60cmで検証した。 【画像】電気自動車、ハイブリッド車、ガソリン車で冠水路進入のリスクを検証 検証では、走りきれてもボンネット内部や車内に水が侵入したケースがあった。また、ハイブリッド車、ガソリン車はエンジンが停止してしまうシーンがあった。電気自動車についてはモーターは止まらなかったが、複数のシステム故障の警告が表示された。「エンジンがないから大丈夫」と安易に冠水路に侵入するのは危険だ。また、水深30cmでも高い速度で進入すると巻き上げる水の量が多くなるため、外装パーツが壊れたり、エンジンルームに水が入り、故障してしまう可能性もあるので浅くても注意が必要だ。 実際の冠水路の場合、濁っていることが多く、見た目から水深を判断することは困難。また、マンホールが開いてしまっていたり、側溝が見えないなどさまざまな危険があり、たとえ浅く見えても進入するのは危険だ。豪雨時は冠水しやすい場所を通らないようにしたり、遭遇した場合は安易に進入せず、迂回することが重要となる。 〈文=ドライバーWeb編集部〉

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