7月20日、小倉競馬場で行われたG3・小倉記念（ハンデ・芝1800m）は、最軽量馬イングランドアイズが抜け出して波乱を演出した。1番人気に支持されたメリオーレムは直線で伸びきれなかった。 小倉記念、勝利ジョッキーコメント 1着　イングランドアイズ 松若風馬騎手 「素直にとても嬉しい気持ちでいっぱいです。初重賞も小倉記念だったので、すごい思い入れのある競馬場で2回目勝たせてもらったので、ほんとに嬉しい気持ちでいっぱいです。今日の馬場傾向からも内が残っていたので、スタート決めて、内にこだわる競馬をしようというプランでした。調教では乗ったことなかったんですけれど、以前乗られていたジョッキーからも癖とかを聞いていたので、ある程度想像していた通りの馬ではありました。道中はすごいいいところにはまったなっていう、すごいいい位置で競馬できたと思います。勝負どころで少し手応えは怪しかったんですけれど、そういう面もあると聞いていたので、焦らずに。で、直線向いてからすごいいい反応だったので、交わせるなっていう伸びでした。ほんと久々だったので、ほんとに嬉しかったです。こんなに暑い中、皆さんお集まりいただき、ほんとありがとうございます。今年、夏の小倉開催少ないんですけれど、僕自身もちょっと寂しいんですけれど、ほんとに大好きな競馬場なので、また来たいと思います。応援のほど、よろしくお願いします」 　レース結果、詳細は下記のとおり。 　7月20日、小倉競馬場で行われた11R・小倉記念（G3・3歳上オープン・ハンデ・芝2000m）は、松若風馬騎乗の9番人気、イングランドアイズ（牝5・栗東・安田翔伍）が快勝した。1.3/4馬身差の2着に3番人気のシェイクユアハート（牡5・栗東・宮徹）、3着に2番人気のディープモンスター（牡7・栗東・池江泰寿）が入った。勝ちタイムは1:59.9（良）。 　1番人気で川田将雅騎乗、メリオーレム（牡4・栗東・友道康夫）は、9着敗退。 【新馬/阪神6R】良血イングランドアイズがデビューV キングマン産駒 　松若風馬騎乗の9番人気、イングランドアイズが嬉しい重賞初制覇を飾った。道中は逃げ馬が飛ばす展開の離れた4番手から。終始ロスのない追走で虎視眈々と機を伺い、勝負どころでは外目へ進路を取って押し上げて行った。ラスト1ハロン付近からじわじわと抜け出しを図り、最軽量も活かした鞍上の完璧なエスコートで抜け出した。 イングランドアイズ　16戦4勝 （牝5・栗東・安田翔伍） 父：Kingman 母：Nuovo Record 母父：Heart’s Cry 馬主：原禮子 生産者：Hara Reiko Racing Co. Ltd 【全着順】 1着　イングランドアイズ　松若風馬 2着　シェイクユアハート　古川吉洋 3着　ディープモンスター　北村友一 4着　ラスカンブレス　荻野極 5着　オールセインツ　酒井学 6着　ハピ　坂井瑠星 7着　ダンディズム　高杉吏麒 8着　ナムラエイハブ　松山弘平 9着　メリオーレム　川田将雅 10着　ニホンピロキーフ　幸英明 11着　リカンカブール　団野大成 12着　マイネルメモリー　田口貫太 13着　ショウナンアデイブ　岩田康誠 14着　カネフラ　永島まなみ 15着　スズカダブル　吉村誠之助 16着　グラティアス　小沢大仁