20日、JR山手線の車両内でスマートフォンのバッテリーが発火して乗客5人がケガをしました。 ◇ JR山手線の車両内で撮られた映像。車内の床で、袋状のものが燃えて煙が出ているように見えます。 東京消防庁と警視庁によると、20日午後4時すぎ、JR山手線内回りの新大久保駅と新宿駅の間を走る車両内で、スマートフォンのバッテリーが発火。 撮影者によると、その後、乗客が車内の消火器を使って消し止めたといいます。 そして、乗客の近くに焼け焦げたものが残されたまま、電車は次の新宿駅まで走行したということです。 この発火事故で、所有者の女性が手にやけどをするなど乗客5人がケガをしました。 乗客 「けっこう煙が出ていて車内も煙が立ってて、焦げ臭かったです。車両の中に消火器があったので、消火器使える人が消火した。パニックと恐怖が入り乱れた感じでした」 JR東日本によると、山手線・埼京線などJR新宿駅を通る全路線で一時、運転を見合わせました。 スマートフォンの所有者の女性は当時、モバイルバッテリーでスマホを充電していたといいます。 本体が熱くなったためバッテリーを取り外しましたが、熱はおさまらず、その後、発火したということです。 NITE（＝製品評価技術基盤機構）は、特に高温となる場所に放置されたリチウムイオン電池は異常発熱し、発火する恐れがあるとして注意を呼びかけています。
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