4人で1議席を争った参議院選挙・新潟選挙区は立憲民主党の現職、打越さく良さんが再選を果たしました。 2位との差は1万票の大接戦。一夜明け、打越さんは2期目への決意を新たにしました。 勝利をつかみ取った姿が新聞の1面を飾ります。 ◆大接戦制し再選 ＜立憲・現職　打越さく良さん＞ 「再び送り出していただけるって ありがたいなって感じですね。感激です」 1議席を争った新潟選挙区。立憲民主党の現職・打越さんが43万8000票あまりを獲得。 自民党の新人、中村真衣さんとの差は約1万票。大接戦を制し、再選を果たしました。 ＜立憲・現職　打越さく良さん＞ 「自民党政治を終わらせたい、その県民の怒りの勝利でございます」「新潟から政治の風景を変えて行きたい」 今回の参院選。県内の投票率は61.67パーセントで前回よりも6.35ポイント上昇。 参院選で投票率が60パーセントを超えたのは15年ぶりです。 ◆あと一歩及ばず 一方、自民党の公募に手を挙げた中村さん。スポーツの世界から一転、政治の世界に飛び込む決意でしたがあと1歩、及びませんでした ＜自民・新人　中村真衣さん＞ 「このような結果になってしまいまして本当に申し訳ございません」 自民・公明の与党は目標の50議席に届かず、参議院は過半数割れに。衆議院に続き、参議院でも少数与党となりました。 ◆台風の目「参政党」 一方で、立憲民主党は同数を維持。「台風の目」となった参政党は議席を2から15と大幅に増やしました。 ＜参政党・新人　平井恵里子さん＞ 「SNSの効果があったりとか都議選の結果があったり、そういうことの相乗効果でいま“旋風”のような形になっていますけど、何もぽっと出てきた政党ではありません」 新潟選挙区では新人の平井恵里子さんが20代や30代など若い世代からも支持を得て20万票あまりを獲得しました。 ＜参政党・新人　平井恵里子さん＞ 「また新たな目標ができたなと思っています。何かしらの形で政治活動をしていきたい」 ◆比例代表で返り咲き そして、全国比例で立候補したこの人は。 ＜立憲・元職　森裕子さん＞ 「ズームで開票見守り会を夕べからやっておりまして、まさか一晩寝かせてもらえない」 立憲民主党の森裕子さんです。 3年ぶりの国政復帰を願い、全国の支援者とオンラインで開票を見守る中、朝になってようやく吉報が……。 「バンザーイ、バンザーイ」 喜びを爆発させるとともに国政復帰への決意を新たにしました。 ＜立憲民主党・元職　森裕子さん＞ 「これだけ物価高でみんな生活が苦しくて、しかもこれだけ格差が開いて。今だけ、金だけ、自分だけの政治から国民の生活が第一の政治、ひと言で言うとそういうことです。 それを実現することが日本の新たな未来を作っていく」 ◆有権者に感謝伝える 県内の小選挙区で全勝した去年の衆院選の勢いに乗り、参議院の議席を守った立憲民主党。 当選から一夜……。 打越さんはスタッフとともに新潟市中央区の街頭に立ち、有権者に感謝を伝えました。 ＜立憲・打越さく良さん＞ 「皆さまのお声から始まる政治をこれからも全力で取り組んでいきたいと思っているので。気が引き締まる思いです」 大接戦を制した打越さん。獲得した票の重みを受け止めて2期目への決意を新たにしています。