川口オートのナイターG1「第49回キューポラ杯」は21日、優勝戦が行われ、黒川京介（26＝川口）が後続を突き放して圧勝。この大会連覇を決めた。 スタートそのものは、そこまで早くなかったが、そこからグッと伸びた黒川。1コーナーを先取りして先頭に立つと、あとは後続を突き放す一方。まさに独り旅で連覇をものにした。 「近年のG1はSGと変わらないメンバーで本当に厳しい。その中で連覇できたことはうれしい。エンジンは良かった。逃げるには十分のエンジン。100点ですね」 今大会のポスターのコピーは「川口黄金時代へ」。メイン写真は黒川だった。まさに川口黄金時代を告げる大圧勝。「ポスターのモデルになると優勝できないことも多い。そんなイメージを払拭できましたかね」と照れ笑いを浮かべた。 「8周回は長かった。熱走路なので、滑りとの勝負。ビジョンを見たら吸い込まれそうになったので、あまり見なかった。後続が離れたことは分からなかった」。油断せず、最後まで神経を集中したことがVを呼び込んだ。 最近の川口オートは地元ファンの熱狂ぶりが凄い。黒川も「地元川口で、自分の車券も売れていることが分かっていた。ウイニングランでの歓声も凄かった」。オールスターを制した佐藤励との二枚看板は魅力たっぷり。黒川が川口の新時代を築いていく。
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