東京・豊島区で病院などから郵送された参議院選挙の不在者投票36人分が区役所内に留め置かれて、投票日までに選挙管理委員会に届かず無効になっていたことがわかりました。 豊島区によりますと、無効となったのは今月20日の参議院選挙に向け、区内の介護施設や病院など7か所で行われた不在者投票36人分計72票（選挙区・比例代表）です。 18日午後6時半前、閉庁した区役所に郵送された際、受け取った宿直担当者が選挙管理委員会に引き継がず、一般の郵便物と共に事務室内に保管したということです。3連休明けの21日午前10時半ごろになって、別の担当者が不在者投票を見つけましたが、すでに投票結果の集計が終了していたため無効となりました。 通常、閉庁時に届いた選挙管理委員会宛の郵便物は、速やかに選挙管理委員会に引き継ぐことになっているものの、郵便物を受け取った宿直担当者にはこの扱いを知らされていなかったということです。 区は「選挙事務への信頼を損なわせる 結果となったことに深くおわび申し上げます。 再発防止を徹底してまいります」としています。
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